過多月経とは?原因や治療法!量の基準は?続くと不妊の原因に?
【医師監修】生理のときに出血量を多いと感じたことはありますか?生理の出血量について疑問を持っても、人には相談しづらいですよね。しかし、出血量が多い場合は過多月経の可能性もあります。今回は、過多月経の原因と基準となる出血量、不妊との関係についてご説明します。
過多月経とは?
通常に比べ生理の出血量が多い状態のことを過多月経といいます。「私の生理の出血量ってちょっと多い?」そう思っても生理の悩みは人に話しづらいため、特に対処をせずに過ごしている人も多いでしょう。しかし、原因によっては不妊につながる場合もあるのです。これから過多月経の原因に合わせた対処法をご紹介します。不妊や症状の悪化を予防しましょう。
通常の生理の出血量は?
過多月経かどうかを判断するためには、正常な出血量や出血がみられる平均期間を知る必要があります。生理についての悩みは、なかなか人に相談できないですよね。この2つの数値を把握することで、自分の生理が正常かどうかを見極めることができます。
正常な出血量
一般的に生理出血の正常量は、1度の生理期間で平均20~140gといわれています(※1)。出血量は月経期間の中でも差があり、3日目までは出血量が多いです。そのため生理期間の初めはナプキンを1~2時間ほどで交換しないと、下着などが汚れる場合があります。3日目以降は徐々に出血量が少なくなるため、ナプキンを交換する間隔が開いても問題ありません。
出血がみられる期間
生理の出血が続く期間は平均で3~7日です。7日目以降でも、古い血が混ざった茶色のおりものが少量みられる場合もあります。小さめのナプキンやおりものシートの活用がおすすめです。
あまりにも出血が止まらない場合は過長月経の可能性もあります。過長月経は過多月経と併発することが多いので注意が必要です。生理が長引く場合は医療機関を受診したほうがよいでしょう。
(過長月経については以下の記事も参考にしてみてください)
過多月経の原因は?
過多月経には2つの原因が考えられ、それぞれ対策や治療法が違います(※2)。正しい対策・治療を行うためには、自分の過多月経の原因がどちらなのかを知ることが重要です。
ホルモンバランスの乱れによる過多月経
生理に関係するホルモンはおもに2種類。「エストロゲン」と「プロゲステロン」です。エストロゲンは生理後から排卵前にかけて分泌量が増え、子宮内膜を厚くする働きがあります。プロゲステロンは排卵後から次の生理にかけて分泌量が増え、受精卵が着床しやすいよう子宮環境を整えるのです。
健康であればエストロゲンとプロゲステロンのバランスは保たれています。しかし、体調不良やストレスが原因でホルモンの分泌量や分泌のサイクルが変化することがあるのです。ホルモンバランスの乱れが原因で起こる過多月経を、機能性過多月経といいます。
(エストロゲン については以下の記事も参考にしてみてください)
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