赤ちゃんの耳掃除のやり方は?いつからOK?耳鼻科に行かなきゃダメ?
赤ちゃんの耳掃除のやり方は?耳垢が溜まったら耳鼻科に行かなきゃだめ?この記事では赤ちゃんの耳垢の特徴や耳掃除はいつからOKなのかを紹介します!赤ちゃんの耳掃除のやり方や注意点も紹介!また便利な耳掃除グッズや赤ちゃんの耳で心配な病気も紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
耳垢はメリットもある
耳垢があることでいいこともあります。外から「ゴミ」「ウイルス」「菌」「虫」などが入ってくることを予防することができます。また、かたまりがある程度大きいことで耳の奥の乾燥を防ぐ役割もあります。耳垢があることが耳奥の粘膜を守ることにつながっているのです。
このように耳垢は赤ちゃんを守る役割もあるので、取りきってしまうことはよくありません。どうしても気になる場合でも綿棒で耳掃除をするのは1ヶ月に1回程度お風呂後にやるようにして、やりすぎには注意しましょう。
赤ちゃんの耳で心配な病気
赤ちゃんの耳垢は耳の中の状態を教えてくれ、なかには病気のサインがあらわれていることがあります。放置してしまうといずれ聴力に影響が出ることもあるかもしれませんので、早めの対処が必要です。
赤ちゃんの耳で心配な病気【中耳炎】
赤ちゃんの耳垢が単に「湿っている耳垢」ではなく「黄色いベタベタとした液体状の耳垢」で発熱があった場合は、迷わず耳鼻科を受診しましょう。記事のはじめの方でも触れていますが、中耳炎の可能性があります。
中耳炎は風邪が原因で発症することが多く、鼻に溜まったウイルスが耳へと移行してしまう病気です。ウイルスが耳に入ってしまうと、耳垢が黄色いベタベタとした液体状になってしまうので注意しましょう。
マキ先生
小児科医
補足ですが、ウイルス性の中耳炎であれば経過観察のみで治ります。ところが、ベタベタと膿が出ている(=耳漏がある)という場合には、咽頭からの細菌感染による細菌性中耳炎が疑われます。膿を検査に出したり抗菌薬治療が必要になったりするケースがありますので、耳鼻科を受診してください。
(新生児の鼻水・鼻づまりなどについては以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの耳で心配な病気【耳垢栓塞】
耳垢栓塞(じこうせんそく)とは、大量の耳垢が耳の奥に詰まって、聞こえづらくなってしまう状態をいいます。原因でよくあるのは、ママが耳掃除をする際にしっかりと取ろうとしてあげるあまり、逆に耳垢が奥まで押し込まれてしまうケースです。
奥で詰まってしまった耳垢も耳鼻科で取ってもらえますので受診しましょう。綿棒で耳掃除をする場合は無理に取ろうとしないよう気を付けましょう。
赤ちゃんの耳で心配な病気【外耳炎】
耳掃除のやりすぎなどで耳の中に傷ができ、そこに細菌が入り込むと炎症を起こしてしまいます。かゆみ、ベタベタした液状の耳だれのほか、出血をともなうこともあります。一度外耳炎になるとクセになってしまうことも多いので、赤ちゃんがかゆそうにしていたらきちんと耳鼻科を受診し、しっかりと治しきるようにしてください。
赤ちゃんの耳の中の皮膚はとてもデリケートなので、耳掃除をする場合は優しく適度に行い、傷つけないようにしましょう。
赤ちゃんの耳で心配な病気【アレルギー症状や鼓膜の傷】
赤ちゃんの耳は、下になっている方が蒸されて臭いが強くなることがよくあります。しかし中にはアレルギー症状のために臭いが強くることもあるのです。赤ちゃんの耳の臭いの確認をしながら、ツーンとした刺激のある臭いではないか、耳を掻いたりしていないか、赤い発疹が出てきていないか、などママは注意してあげましょう。
また、黒い耳垢が出ることは新生児期の赤ちゃんにはよくありますが、赤っぽい耳垢があった場合は鼓膜を傷つけてしまっている可能性があります。心配であれば一度耳鼻科を受診することをおすすめします。
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