生理前のおりもの!におい・色・量の特徴は?あなたの状態は正常?妊娠初期との違いも
【医師監修】生理前のおりものが気になることって多いですよね。ここでは、生理前のおりもののにおい・色・量について、どんな特徴があるのか、どんな状態が正常なのか、妊娠初期との違いもふまえてご説明していきます。身体からのサインであるおりものについて理解を深めていきましょう。
量が少なすぎるまたは多すぎる場合は?
生理前のおりものの量が極端に少ない場合は、ストレスなどによりホルモンバランスが崩れている可能性があります。おりものがまったく出ず心配になる場合は早めの受診がおすすめです。またおりものが大量に出る場合は、胃腸の不調や感染症の可能性があります。
おりもの異常は不妊の原因となることもあります。気になる場合は医療機関に相談してみましょう。
生理前と妊娠初期のおりものの違い
生理前と妊娠初期はそれぞれホルモンの分泌量が異なるため、結果としておりものの状態に違いが出るでしょう。妊娠が成立していると黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量は多くなりますが、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量も増加します。
では妊娠初期のおりものはどのように変化するのでしょうか。下記で詳しく説明していきますので一緒に確認していきましょう。
妊娠初期はおりものの量が増える
妊娠初期のおりものは卵胞ホルモン(エストロゲン)の増加を受け、量が増えるのが特徴です。おりものの量を増やすことによって雑菌の侵入を抑制するデーデルライン桿菌(かんきん)の作用を強め、膣内や子宮内の雑菌から受精卵を守るためと考えられます。
妊娠わかった頃から体調悪いなって時とか動いて疲れたなって時おりものが結構な量ドバッとでるんだけど大丈夫かな😭私だけ?😭こないだ妊娠初期のおりもの検査異常なしって言われたし問題ないのかなー
— mr(10w) (@rr061302rr) July 18, 2018
妊娠初期におりものが増えると感じる方は多くみられますが、おりものの量には個人差があります。中にはおりものの量が少ないと感じた方も。妊娠初期におりものの量が少ない原因については、まだ医学的に解明されていません。ストレスや疲れの見解もあるので心配しすぎないようにしましょう。
妊娠初期はおりものが水っぽくなる
妊娠初期のおりものの変化として、おりものが水っぽいと感じる人も少なくありません。これは妊娠が成立することによって卵胞ホルモン(エストロゲン)が増加し、排卵前後に近いおりものの状態が保持されることが原因と考えられます。
(水っぽいおりものについては以下の記事も参考にしてみてください)
着床出血がある場合も
妊娠初期は白く濁った色のおりものが少し茶色になることがあります。これは着床出血とよばれる軽い出血のことで、受精卵が子宮内膜に着床する時に子宮内膜が傷つくことよって起こるもの。ただし着床出血が起こる確率は2%とも言われているので、着床出血がないからといって妊娠の有無は判断できません。
(着床出血については以下の記事も参考にしてみてください)
増田陽子
内科医
着床出血は茶色の他に、うっすらピンク色を帯びた場合もあります。
生理周期とおりものの関係
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