【生後10ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安は?育児のポイント・注意点も!

【医師監修】生後10ヶ月の赤ちゃんは、離乳食から栄養をとるために授乳回数が減ったり、1人で立つことができるなどの成長がみられます。幼児といわれる年齢まであと少しですね。今回は生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重などの発育や、情緒面の特徴を体験談を踏まえて詳しく紹介します。

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専門家監修
富田規彦
富田こどもクリニック院長。父がこの地に開業して以来、地域の子どもたちの健康を守り、すこやかな成長発達のお手伝いが出来るよう、診療全般にわたって、予防接種、育児指導などに取り組んできました。・・・
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Contents
目次
  1. 生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴
  2. 生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安
  3. 生後10ヶ月の赤ちゃんの授乳回数
  4. 生後10ヶ月の離乳食の量や進め方は?
  5. 生後10ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間や生活リズムは?
  6. 生後10ヶ月の赤ちゃんの育児で気をつけたいこと
  7. 生後10ヶ月の赤ちゃんとのおすすめの遊び方
  8. 生後10ヶ月の赤ちゃんとの関わりを大切にしましょう

生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は次のようになります。

●男の子…身長68.4~77.4cm、体重7.34~10.59kg
●女の子…身長66.5~75.6cm、体重6.86~10.06kg

ムチムチしていた赤ちゃんも、ハイハイを始めて運動量が増えることで幼児体型になっていきます。食事量よりも運動量が大きくなるため、体重はあまり増加しない時期です。体重の増加が全くなくても心配ありません。

成長曲線からはみ出ていても大丈夫!

成長曲線はあくまでも目安のため、はみ出ているからと言って気にしすぎないようにしましょう。枠内に収まっているかどうかではなく、身長・体重が成長曲線に沿って増加しているかが大切になります(※1)。

小さめの赤ちゃんは、体重が増えないと気になることもあるかもしれません。離乳食や授乳量がしっかり摂れているか、機嫌は悪くないかをみて、問題がないようであれば体重が増えていなくても大丈夫です。

生後10ヶ月の赤ちゃんの授乳回数

離乳食が進み授乳回数が減ってくる赤ちゃんも多くなります。生後10ヶ月の赤ちゃんの授乳回数やミルクの量の目安を紹介します。

母乳の場合の授乳回数

離乳食をしっかり食べる赤ちゃんは、授乳回数は1日2〜3回でも問題なく栄養を補給できるようになります。外出した日は外では授乳しなくても大丈夫、という赤ちゃんもいるかもしれませんね。

しかし、授乳はママと赤ちゃんの大切なコミュニケーションでもあります。無理に授乳回数を減らして行く必要はありません。赤ちゃんによっては、おっぱいに執着が出てきて授乳回数が増える子もいますが、好きなだけ飲ませてあげても大丈夫です。

生後10ヶ月の赤ちゃんのミルクの量

ミルクの量の目安は1日500mlです。ミルクの回数は1日4回程度で、離乳食をしっかり食べた後は1回100mlを目安に与えましょう。離乳食を食べない時間は200~220mlを目安にあげるようにしましょう。

量や回数はあくまでも目安のため、離乳食の進み具合や食べる量によって調節しましょう。食べムラが多い場合や、離乳食をあまり食べない赤ちゃんは普段のミルクの代わりにフォローアップミルクにするのがおすすめです。

生後10ヶ月の離乳食の量や進め方は?

生後10ヶ月は離乳食後期です。歯茎で食べ物を潰して食べることができるようになります。また「自分で食べたい」という意思が出てきます。手づかみ食べができるものを渡してあげると良いですね。

生後10ヶ月になると3回食が基本

生後10ヶ月になると基本は3回食になります。生活リズムを整えるためにも朝昼晩できるだけ決まった時間に離乳食をあげましょう。離乳食を食べたら次の離乳食までは4時間ほど空けるよう気を付けましょう。

もちろん3回食というのはあくまでも目安のため、離乳食開始がゆっくりだった場合などはまだ2回食でも大丈夫です。赤ちゃんに合わせて進めていきましょう。

女性(妊活経験有)

30代後半

今日から3回食。成長は嬉しいけど離乳食は本当に大変だなぁ。レシピを検索してみたけれど、毎食作るのは無理そうなので大人のメニューを取り分けできるものにすることにした!簡単なおすすめレシピがあれば教えて欲しいです。

生後10ヶ月の離乳食の量の目安