【生後10ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安は?育児のポイント・注意点も!

【医師監修】生後10ヶ月の赤ちゃんは、離乳食から栄養をとるために授乳回数が減ったり、1人で立つことができるなどの成長がみられます。幼児といわれる年齢まであと少しですね。今回は生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重などの発育や、情緒面の特徴を体験談を踏まえて詳しく紹介します。

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専門家監修
富田規彦
富田こどもクリニック院長。父がこの地に開業して以来、地域の子どもたちの健康を守り、すこやかな成長発達のお手伝いが出来るよう、診療全般にわたって、予防接種、育児指導などに取り組んできました。・・・
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Contents
目次
  1. 生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴
  2. 生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安
  3. 生後10ヶ月の赤ちゃんの授乳回数
  4. 生後10ヶ月の離乳食の量や進め方は?
  5. 生後10ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間や生活リズムは?
  6. 生後10ヶ月の赤ちゃんの育児で気をつけたいこと
  7. 生後10ヶ月の赤ちゃんとのおすすめの遊び方
  8. 生後10ヶ月の赤ちゃんとの関わりを大切にしましょう

生後10ヶ月の赤ちゃんの離乳食の量(1食分)の目安は以下です。

●軟飯…80〜90g
●野菜・果物…30〜40g
●タンパク質(どれか1~2品)…魚15g、肉15g、豆腐45g、卵(全卵)1/2個、乳製品80g

3食全てで上記を満たしていないといけないわけではありません。あまり神経質になりすぎるとママのストレスになってしまうこともあります。あくまでも目安にしてレシピや献立を考えてみましょう。

離乳食の硬さは、歯茎で潰せるくらいの硬さにしましょう。バナナくらいの硬さが目安です。野菜は5〜8mm角に切り、麺類の長さは1〜2cm、お肉はひき肉状にしましょう。

硬すぎたり大きすぎると、赤ちゃんが食べにくく感じて離乳食が進まない場合もあります。市販のレトルトなどを利用して、硬さや大きさを参考にしてみるのも良いでしょう。

(離乳食については以下の記事も参考にしてみてください)

離乳食のヨーグルトの進め方のコツや量、効果は?いつから?体験談あり

食べムラや好き嫌いが始まることも

生後10ヶ月頃になると味覚が発達してきます。また離乳食に慣れてくる時期でもあるため、食材による味の違いも分かるようになり、好き嫌いが出てくるようになります。そのため「今まで順調に食べてくれていたのに急に食べなくなってしまった」ということもよくあることです。気分によって食べムラが出てくることもあります。

栄養を取ることは大切ですが「食事は楽しい時間」と赤ちゃんに感じてもらうこともとても大切なことです。食べるのを嫌がるときに、無理強いしたり怒ってしまうと、赤ちゃんにとって食事の時間が楽しくないものになってしまうかもしれません。あまり食べなくても元気で過ごせているなら気にしすぎないようにしましょう。

また同じレシピばかりでは味覚の発達をうながすことができません。いろんな味付けを経験させてあげることが大切です。レシピや献立を決める際は1週間単位で偏りがないかどうかを判断しましょう。

アレルギーに注意しましょう

初めての食材を赤ちゃんにあげるときはアレルギー反応がないかどうかに注意を払いましょう。小児科が空いている時間帯に与えるのが原則です。また卵や大豆、乳製品などアレルギーが出やすい食材を使うときは、少量から始めます。

また、はちみつは1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけません。はちみつの中に含まれるボツリヌス菌によって、乳児ボツリヌス症にかかることがあります。ボツリヌス菌は熱に強いため、はちみつ入りの加工品などにも注意が必要です。

生後10ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間や生活リズムは?

生後10ヶ月頃になるとお昼寝の回数が減り、1日1回になる赤ちゃんもいます。お昼寝の時間が長くなり生活リズムも整います。この時期の赤ちゃんの睡眠時間や生活リズムはどのようになるのでしょうか。

1日の睡眠時間の目安

睡眠時間は1日に13時間程度とるのが理想となります。お昼寝の回数が減っていても昼夜合わせたトータルの睡眠時間がしっかり取れていれば問題ありません。

早寝早起きを心掛け、夜はできるだけ21時までには眠る生活リズムを作りましょう。なるべく毎日決まった時間帯に就寝・起床できるようにして、生活リズムを整えてあげましょう。ここからは体験談を紹介します。

女性

30代

旅行で生活リズムが崩れてしまいました。夜22時を過ぎても寝ない。朝早めに起こして生活リズムの改善をするのが当面の目標です。

YOTSUBA読者

20代後半

生活リズムが整ってきたから夜は自分の時間を満喫できるようになりました。

生後4ヶ月くらいまでは夜中でも起きて1時間以上遊び出すことがあって、寝不足になるしストレスも溜まりました。あのときの私に、今は大変かもしれないけれど成長するにしたがってしっかり生活リズムができてくるよって伝えたいです。

赤ちゃんの夜泣きがひどくなることも

新米ママ

30代

息子の寝相の悪さと夜泣きで朝起きるのがつらい。今から離乳食作り…寝不足で頭痛がする。こんな状態で仕事復帰できるワーママはすごい。

ハイハイで移動ができるようになったり、好奇心旺盛で色々な刺激を日中受けることで、夜泣きがひどくなる赤ちゃんも多くみられます。優しく語りかけたり、トントンしたり、授乳をすることで安心してまた眠りにつくことができます。

夜泣きでママの睡眠時間が削られ、育児がしんどく感じてしまうこともあるかもしれません。夜泣きは必ず終わります。パパや親など周囲の人に助けてもらって、夜泣きのひどい時期を乗り切ってくださいね(※2)。

(夜泣きについては以下の記事も参考にしてみてください)