赤ちゃんにおすすめ暖房器具とは?使い方や注意点、最適な温度・湿度は?

赤ちゃんがいると室温にも気をつかいますよね。しかし赤ちゃんにとって最適な温度や湿度がどのくらいなのか、どんなことに注意して暖房器具を使えばいいのか、わからないことはたくさんあります。ここではそんな疑問点に答えつつ、赤ちゃんにおすすめの暖房器具をご紹介します。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんにとって快適な環境とは?
  2. 赤ちゃんにおすすめの暖房器具とは?
  3. 暖房器具の上手な使い方
  4. 暖房器具を使う時の注意点とは?
  5. 赤ちゃんにとっての最適な温度・湿度は?
  6. 暖房器具の使用は赤ちゃんの様子を見ながら

赤ちゃんにとって快適な環境とは?

大人にとっての快適な環境が赤ちゃんにとって快適な環境とは限りません。特に生後間もない新生児の赤ちゃんは、体重あたりの体表面積が大人よりも大きいことや、皮膚や皮下脂肪が薄いため周囲の影響を受けやすくなっています。

また、新生児の赤ちゃんは体温調節も上手くできないため、ママや周りの大人が調節しやすい環境を整えてあげることが大切です。

(赤ちゃんの体温については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの体温の測り方は?平熱は何度?月齢で体温は変化するの?
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赤ちゃんにおすすめの暖房器具とは?

赤ちゃんにとって良い暖房器具選びは、パパやママの悩みのひとつでもありますよね。そこで、ここではおすすめの暖房器具の特徴を説明していきます。赤ちゃんの部屋で使うのに最適な暖房器具を選んで寒い季節を乗り切りましょう。

エアコン

生後間もない新生児の赤ちゃんが過ごす部屋におすすめなのがエアコンです。エアコンは高い位置に設置してあるため、生後間もない新生児の赤ちゃんが触れる心配もありません。

またエアコンのメリットは部屋をすみずみまで暖めてくれることです。加えて温度設定も簡単にでき、部屋の温度を一定に保つこともできます。ただし、エアコンには部屋が乾燥しやすくなるというデメリットもあるので、使用する場合は加湿器を使うなど乾燥を抑える工夫が必要です。

ヒーター

ヒーターにはオイルヒーターやファンヒーターなど、さまざまな種類のヒーターがあります。その中でもオイルヒーターは生後間もない新生児の赤ちゃんの部屋で使用するのに最適です。オイルヒーターは音も静かで部屋の空気を汚す心配もなく、室内が熱くなりすぎることもありません。

それは、オイルヒーターが本体の内部に密閉されているオイルを暖めながら循環させて、外へ熱を出す仕組みになっているからです。熱風も火も出ないことから、おすすめの暖房器具としてあげられます。ただし、部屋が暖まるまでに時間がかかるため、タイマー機能を上手に活用しましょう。

一方、ファンヒーターはエアコン同様、部屋を一定温度に保つことができるメリットがあります。さらに、石油ファンヒーターやガスファンヒーターはすぐに部屋を暖めたい場合に便利です。

ただしファンヒーターは熱風を出すので、月齢を重ね赤ちゃんの動きが活発になり始めたら、赤ちゃんをファンヒーターに近づけないよう注意しなくてはなりません。また、不完全燃焼をおこすと一酸化炭素中毒になる危険があるため、使用する時はこまめに換気しましょう(※1)。

他に、カセットガスファンヒーターやハロゲンヒーターなど、周囲をピンポイントで暖めるヒーターもあります。これらは夜間のおむつ替えや授乳の時に使用すると便利です。

床暖房

床暖房は床から熱を出して空気を暖める暖房器具です。熱風が出ることもなく、空気が汚れる心配もありません。床暖房は器具自体がおもてに出ていないため、赤ちゃんがよちよち歩きをするようになっても安心です。

ただし、脱水症状や低温火傷をする恐れがあるため、直接床に赤ちゃんを寝かせるのはおすすめできません(※2)。床暖房を使用する場合は、赤ちゃんが直接床に触れないよう厚手のカーペットを敷くなどの工夫をしましょう。

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