赤ちゃんが目をこする原因は?眠いだけ?もしかして病気?体験談あり

【医師監修】赤ちゃんが目をこする原因や、赤ちゃんが目をこする時にみて欲しい12のチェック項目を紹介します。赤ちゃんが目をこする時の対処法やママたちの体験談、赤ちゃんが目をこすることのデメリット、目薬を差す時のコツなども紹介していきますよ。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんが目をこする原因は?眠気?
  2. 赤ちゃんが目をこする…眠気以外の原因12選
  3. 赤ちゃんが目をこする…気を付けて!12のチェック項目
  4. 赤ちゃんが目をこする時の対処法4選
  5. 赤ちゃんが目をこする…ママの体験談
  6. 赤ちゃんが目をこする…デメリットは?
  7. 赤ちゃんが目をこする…目薬を差す時のコツは?
  8. 赤ちゃんが目をこする?まずは様子をよく見て!

新生児の生えたばかりのまつげは、本来の向きとは反対に生えることがあります。まつげが目に触れることでかゆくなり、目をこすってしまうので注意しましょう。まぶたに筋肉がつきはじめると自然と治るため、手術などは必要ない場合がほとんどです。

3. 赤ちゃんが目をこする原因【細菌性結膜炎】

細菌性結膜炎は、比較的感染力の弱いブドウ球菌によって発症する目の病気です。症状としては、目の充血、かゆみなどがあります。症状を放置すると悪化してしまうため、充血などの症状が出たら早めに病院に行きましょう。

4. 赤ちゃんが目をこする原因【ウイルス性結膜炎】

ウイルス性結膜炎はウイルスによる感染症です。目の充血、かゆみなどの症状があり、感染力が強く流行しやすいため「はやり目」とも呼ばれます(※1)。発病から7〜14日程度で症状が落ち着くことがほとんどですが、1ヶ月も長引く場合もあります。

マキ先生

小児科医

アデノウイルスによる結膜炎は感染力が強く流行しやすいため「はやり目」とも呼ばれます 。

5. 赤ちゃんが目をこする原因【アレルギー性結膜炎】

アレルギー性結膜炎も目の充血、かゆみなどの症状がありますが、感染症ではありません。「花粉」「ハウスダスト」「ダニ」などのアレルゲンによって引き起こされる結膜炎です。掃除をしてダニの発生を防ぎ、定期的に換気をしてください。また、布団やマットなど体に触れるものは、こまめに洗濯してあげましょう。(※1)

引っ掻いた時の傷がアレルゲンに反応してしまう場合もあります。爪を短く切るなど、対策をしてあげましょう。

6. 赤ちゃんが目をこする原因【先天性鼻涙管閉塞】

先天性鼻涙管閉塞とは、涙点から鼻腔へ通っている鼻涙管という部分が詰まってしまう病気です。鼻に向かって流れるはずの涙が目にたまってしまい、目やにが増えたり、まぶたが腫れることもあります(※2)。結膜炎が引き起こされる可能性もあるので、病院を受診することをおすすめします。

(先天性鼻涙管閉塞については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児の片目だけに涙や目やにが出る場合は注意!原因は鼻涙管閉塞?

7. 赤ちゃんが目をこする原因【斜視・弱視】

赤ちゃんが目をこする原因には、視力や視界の問題も考えられます。斜視は物を見る時に一方の目が意図しない方向を向いてしまう状態です。そのため、視界に違和感が生じてしまいます。弱視の場合は見たいものに焦点が合わせづらく、目をこすることがあります。

もともと新生児の視力は大人よりも弱いため、斜視や弱視は成長とともに改善されるのを待つケースが多いです。ただ、矯正メガネや手術が必要な場合もあるため、一度専門医に見てもらいましょう。

(赤ちゃんの視力については以下の記事も参考にしてみてください)