【医師監修】高温期とは?体温は何度くらい?基礎体温の測り方と妊娠しやすいタイミング!

妊活には自分の基礎体温が何度かを知ることが重要。高温期や低温期がある基礎体温ですが、何度が適切なのか知りたいですよね。また、高温期と低温期の意味や正しい基礎体温の測り方、そして妊娠しやすいタイミングはいつなのかを紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 高温期とは?基礎体温の測定が重要!
  2. 適切な高温期・低温期の基礎体温は何度?
  3. 高温期・低温期の期間も重要
  4. 基礎体温の正しい測り方
  5. 妊娠しやすいタイミングは低温期の最終日
  6. 高温期のはずなのに体温が上がらないとき
  7. 自分の低温期と高温期が何度か知ってしっかり見極めよう

高温期と低温期がそれぞれどのくらいの体温なのかも重要ですが、それと同時に期間も重要です。極端にどちらかの期間だけが長すぎることはもちろんよくありません。また、どちらの期間も長過ぎる、短すぎるという場合も望ましくないですね。

生理周期が28日なら14日ずつ

一般的な生理周期として28日を例に挙げると、理想の期間は高温期14日と低温期14日の半々が理想です。生理周期についても多少の個人差がありますが、20日未満であったり40日を超えてしまう場合にはホルモンバランスが乱れている可能性もあるため婦人科等で相談してみるのがおすすめです。

高温期が短くなってしまう原因などについては、こちらの記事を合わせてご覧ください。

高温期が短ければ妊娠しにくい?原因と改善法とは? | AKANBO[あかんぼ]

基礎体温の正しい測り方

基礎体温は正しく測ることが基本です。もし正しく測ることができていないと「高温期のはずなのに体温が低い・上がらない」、「排卵日が予測できない」ということになり、うまく妊娠につなげられない可能性もあるので注意しましょう。

普通の体温計とは異なる基礎体温計

通常の体温計は小数点以下は一桁しか表示されませんが、基礎体温計は小数点以下が二桁表示されるのが基本です。体温計だと「36.6」、基礎体温計だと「36.65」といった違いですね。

これは基礎体温の変動が極端に大きくはないもののそれをしっかり捉える必要性があるためです。普通の体温計でも高温期か低温期かどうかの判別くらいはできます。しかし排卵日にいつもより体温が下がったりすることなどを細かく把握して自分の基礎体温が何度かを正しく知るためには小数点以下に二桁が必要ですし分かりやすいといえるでしょう。

基礎体温計の選び方

基礎体温計は10秒で測れる予測検温や5分間の実測検温ができるもの、その両方ができるものなどさまざまな種類のものが流通しています。より正確な基礎体温を記録するには実測検温がおすすめ。しかし実測検温では5分かかってしまうためそんなにのんびり測っている時間はないという人にはスピードタイプのものでも良いでしょう。

朝起きてすぐ、体温が一番低い時に測る

基礎体温測定で最も重要なことは「毎日、朝起きてすぐに測ること」です。そもそも基礎体温は身体を安静にしていて、体温が一番低い時に測定するもの。一日で一番体温が低いのが朝なので、起床のアラームがなったらすぐに測り始めるというのが良いですね。計測中も身体を動かさず、できれば布団に入ったままの姿勢で安静に測定しましょう。

間違えがちな測り方

基礎体温計は基本的に舌下(ぜっか:舌の下)で測るものです。基礎体温計の説明書にも測り方については詳しく書かれていますが、正しく舌下で測っていなかったという話を聞くこともあります。舌下用の体温計をただ口に入れる(舌の上に置く)だけでは正しい計測はできません。正しく使用しましょう。