【医師監修】高温期の体温が下がる理由とは?妊娠兆候?インプランテーションディップって?

基礎体温を測っている際に、高温期の途中で体温が下がった経験はありませんか?なぜ高温期なのに体温が下がるのか、体温が下がる事で体にどのような変化が起きているのか気になりますよね。ここでは高温期の体温が下がる理由とインプランテーションディップについてご紹介します。

目次

  1. 高温期の途中で体温が下がるのはなぜ?
  2. 高温期に続けて体温が下がるのは黄体機能不全かも?
  3. 誤った計測の仕方では高温期中に体温が下がる場合も
  4. 妊娠兆候として高温期中に体温が下がることも
  5. インプランテーションディップで高温期の体温が下がる?
  6. 一度下がった体温が普段の高温期より高くなるのは
  7. 普段から基礎体温を気にかける習慣を

高温期の途中で体温が下がるのはなぜ?

高温期の途中で体温が下がる理由はいくつかあります。一般的に高温期は高い体温を維持しながら14日間続きますが、まれに高温期の途中にも関わらず体温が下がることがあります。その場合、「まだ生理がこない時期のはずなのに…」「何か体がおかしいのでは…」など、不安に思うこともあるかと思います。

実は、意外にも多くの人が高温期の体温の降下に悩んでいます。まだ生理がこない時期にも関わらず、体温が下がる理由はその時の体の状態によって様々です。また、高温期中の体温の降下は悪い事の兆候だけでなく、妊娠の兆候である場合あります。妊娠を目指していると体温の変化で一喜一憂しがちですが、ここでしっかり高温期中の体温の降下の仕組みを理解して今後の妊活に役立ててください。

カズヤ先生

産婦人科

約80%に排卵日直前に体温が下がる兆候があると言われています

高温期に続けて体温が下がるのは黄体機能不全かも?

毎日基礎体温を測っていると「あれ?高温期なのにもう2日以上体温が低いままだ……」「もう高温期に入ったはずなのに、体温が上がらない……」と感じたこともあるかもしれません。高温期なのに体温が2日以上続けて低い、上がるはずの体温が上がらない場合、黄体機能不全の可能性が考えられます。(※1)

黄体機能不全は患者数が多い割に、具体的にどういう病気なのか知らないという方が多くいらっしゃると思います。そこで、ここでは黄体機能不全の原因と兆候についてご説明します。ご自身に当てはまる症状がある場合は、そのままにせず早めに病院へ行きましょう。

黄体機能不全とは

高温期には、体温を高め、子宮内膜の環境を良くする黄体ホルモン(プロゲステロン)が盛んに分泌されます。このホルモンは妊娠する上で必要不可欠なホルモンです。しかし、人によっては黄体ホルモンの分泌が不十分で、高温期にも関わらず体温が下がってしまう場合もあります。この黄体ホルモンが一定以上少ない状態を「黄体機能不全」と呼びます。

黄体機能不全だとなぜ体温が下がるのか

体温を上昇させる黄体ホルモンが不足している状態なので、体温はとても不安定になります。普段きちんと体温が上がる人でも急に体温が上がらなくなるという事は少なくありません。まだ生理がこない時期なのに体温が続けて2日以上低い場合や、高温期の期間自体が短かい場合、体温が大きく上がる、下がるなどの波がある場合は黄体機能不全の疑いが強いので、基礎体温表を持って医師に相談する事をおすすめします。

(高温期の基礎体温については以下の記事も参考にしてみてください)

高温期はいつからいつまで?平均期間は?基礎体温が下がるのはいつ? | AKANBO[あかんぼ]
基礎体温は生理前が高い?いつ下がる?基礎体温と生理の関係について | AKANBO[あかんぼ]
高温期が短いと妊娠しにくい!短い人の特徴・原因と改善法!体験談も! | AKANBO[あかんぼ]

黄体機能不全は体温が下がる以外にどんな影響があるのか

黄体ホルモンの不足は基礎体温以外にも影響が出ます。妊娠するために重要な子宮内膜を厚くすることが出来ず、薄くなりがちです。その為、受精卵が着床しづらかったり、仮に着床出来ても子宮内膜の環境を維持することが出来ずに受精卵が流れてしまう可能性があります。このような事から黄体機能不全は不妊症、不育症共に原因の一つの疾患になります。

黄体機能不全であるかどうかは採血検査で調べる事ができ、ホルモン剤での治療で数値を改善する事が出来ます。仮に黄体機能不全であっても、きちんと治療をすれば妊娠出来ないという事はありません。規則的に生理がこないなどお悩みの方も黄体機能不全が原因である場合もあります。疑わしい場合は病院へ行きましょう。

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