子供の便秘が続くのはママのせいかも…?原因や対処法!便秘のサインは?

【医師監修】意外と多く聞く子供の便秘。「便秘が続くと何か病気なのかな?」と心配になりますよね。しかも、便秘をしていても子供は言葉でうまく表せないため見逃してしまうことも。そこで今回は「便秘の原因や対処法」「便秘のサイン」をご紹介します。


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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 子供の便秘とは?
  2. 子供に多い便秘の原因
  3. 子供の便秘の原因はママのせい?
  4. 子供の便秘の対処法
  5. 便秘のサインは?
  6. 子供が便秘になってもあわてずに対処しよう

腹筋が弱いとうんちを押し出す力も弱くなるので、普段の育児に腹筋などのストレッチを取り入れ、腸を刺激し便秘を解消してあげましょう。

子育てにおいて、トイレトレーニングは避けて通れません。「失敗するのが当たり前」くらいの気持ちで接するようにして、排泄にいいイメージを持てるよう心がけましょう。

便秘の対処法【食事の内容を工夫】

赤ちゃんの場合は「授乳量を把握」することが大切です。飲んだ量が把握しずらいときは、授乳前後で体重を計り参考にしましょう。また、母乳はママの食事がそのまま影響するため、バランスのとれた食事を心がけましょう。

離乳食を始めたばかりの食事は、食物繊維の豊富な野菜(さつまいもやカボチャなど)のペーストが適しています。また、水分補給も忘れずにしてあげましょう。

便秘したからといって離乳食はストップしないようにしましょう。栄養をしっかりとるために、使う食材や水分の多いレシピにするなど離乳食の内容を工夫をすることが大切です。

乳幼児は特に汗をかきやすいため、大人以上に水分をとることを心がけましょう。とくに、温かい飲み物を飲む習慣をつけることをおすすめします。

(赤ちゃんの白湯の飲ませ方やミルクの量については下記の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児の白湯はいつから飲ませるの?便秘に効果的なの?
生後1ヶ月で赤ちゃんに便秘が始まった!以降、月齢別の原因と解消法!

便秘の対処法【家でもできる子供用浣腸】

「うんちをすぐにだしてあげたい」というときに浣腸は有効です。赤ちゃんであればよく使われるのが綿棒浣腸です。

綿棒浣腸のやり方は、まず肛門をきれいに拭いてベビーオイルをぬったあと、ベビーオイルをしみこませた綿棒の先を、肛門を傷つけないようにゆっくり入れて円を描くように広げます。数回行い様子を見て、それで便秘が解消されなければ何回か試してみましょう。

便秘の対処法【よく使われる子供の便秘薬】

出典:https://www.pinterest.jp/pin/501588477256313008/

ほかに市販の子供用の浣腸がありますが、説明をよく読んで使うことが大切です。病院から浣腸を処方してもらう場合は、使用方法をよく聞いて使いましょう。

ただし、浣腸は一時的な対処に過ぎないため、便秘が続くようなら病院に相談しましょう。

市販の薬を使ってみたいけど、いろんな種類の薬があってどんなものを選べばいいか迷いますよね。「整腸剤(ビオフェルミンなど)」や「浸透性下剤の酸化マグネシウム製剤」などの薬は習慣性が少なく、子供でも安心して試せる薬です。他には腸を刺激する坐薬などがありますが、お腹が痛くなることもあるので、子供のうんちや体の状態を病院で診てもらい使いましょう。

また、赤ちゃんに下剤は使用できません。うんちが出なくなったら常に薬に頼るのではなく、自然に自分の力で排便できる生活習慣を身につけることが大切です。

マキ先生

小児科医

オリゴ糖やマルツエキスなどは昔から使われている便秘改善のための栄養食品です。薬局やインターネットでも購入できるので、試してみるのもいいでしょう。

便秘の対処法【子供のツボマッサージ】

「薬や浣腸に頼るのはちょっと心配」なんて思うママに試してもらいたいのがマッサージやツボ押しです。

お腹をやさしく時計回りに「の」の字をかくようにマッサージしてあげましょう。一日数回、食後は避けて行うことを忘れずに。