2歳児の夜泣きの原因は?対処法はある?もしかして夜驚症?体験談も

【医師監修】2歳になると治まっていた夜泣きが急に再開することがあります。子育てママやパパは放置できず、イライラがつのることも。しかし、2歳児は心の成長に伴い環境も大きく変化する時期なので、夜泣きは珍しくありません。今回は、夜泣きの原因や効果的な対策についてご説明します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 2歳児の夜泣き【ママたちの体験談】
  2. 2歳児の心の成長と変化
  3. 2歳の夜泣きは何が原因?
  4. 2歳児の夜泣きと睡眠の関係
  5. 2歳児の夜泣きは放置せず、適切な対処で解決!
  6. 2歳の夜泣きは夜驚症の可能性も
  7. 2歳児の夜泣き…病院に行く目安は?
  8. 2歳の夜泣きは原因を知って賢く対策を

そのことを踏まえて考えても「まだ2歳児」なのです。その点を考慮し、放置せず甘えさせることも大切と言えます。そうすることで、夜泣き予防に良い影響を与えられる可能性が高いのです。

2歳の夜泣きは夜驚症の可能性も

夜泣きの原因では夜驚症(やきょうしょう)も無視できません。(※3)夜驚症は睡眠障害の一つと考えられているのですが、深刻な病気とは少し違います。ただの夜泣きとは言えず、2歳~小学生頃まで続く場合もある症状です。夜泣きかと思っていたら夜驚症の場合もあるので油断できません。

夜驚症は何が原因で起こるの?

夜驚症(やきょうしょう)は子どもの睡眠障害の一種と言われています。1歳前後の赤ちゃんにみられる夜泣きとは違い、2歳を過ぎたころから小学生ごろまでみられるものが夜驚症の特徴です。眠ってから3時間以内に起こることが多く、一晩で何度も起こることもあります。

夜驚症は病気でないとされ、中学生までには自然におさまることが多いとされています。とつぜん目覚めて泣き叫ぶなどが夜驚症の症状として挙げられます。その際、落ち着かせようとしても人の声は耳に入りません。ただ数分経過すると自然に治まっていくのです。夜驚症は本人も覚えておらず自覚症状がない場合も少なくなりません。

夜驚症対策は何をすれば良いの?

夜驚症が起きるメカニズムはまだはっきりとしていません。夜驚症が起こるのは、活動中に受けた刺激やストレスによって睡眠をコントロールできなくなるためだと考えられています。2歳児はまだ脳の発達段階にあると言われているため、成長して徐々に脳が発達し、思春期頃になれば夜驚症は治まると言われています。夜驚症対策としては気長に待つしかありません。

2歳児の夜泣き…病院に行く目安は?

2歳児の夜泣きは成長するにつれてストップする場合がほとんどですので、夜泣きがひどいからと言って焦る必要はありません。しばらく様子を見て、夜泣き以上に普段とは違う症状とかはないかチェックしてみましょう。例えば「夜泣きが長時間続く」「痛そうにしている」「下痢や嘔吐を繰り返している」などの症状があったら病院に連れて行くべきです。

2歳の夜泣きは原因を知って賢く対策を

2歳の夜泣きは心の成長に伴う環境の変化、睡眠中の問題の影響などさまざまあります。放置せず対策をする場合は、まずその原因を知ることからはじめて、それから対策をする方が効果的と言えます。例えば怖い夢を見て夜泣きをしているのに、安心させず部屋を真っ黒にして無理やり眠らせても逆効果です。

2歳の夜泣きは対策をしても急に治まることはなかなかありません。赤ちゃんだった時期と同じように、コツコツ対策をしていくことが大切なのです。イライラせず、それぞれの原因を知りそれに合わせた対策をしていきましょう。そして時には子育ての先輩たちから体験談やアドバイスを聞いて、2歳児の夜泣きを乗り越えましょう。