母乳の成分は?作られる仕組みや、おっぱいの栄養素・カロリーなどを解説!
【医師監修】母乳の成分についてくわしく知っていますか?この記事では、母乳の成分をはじめ、母乳が作られる仕組みを紹介します。さらに、母乳のカロリーや色・味、母乳にいいオススメの食べ物・飲み物も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠をきっかけにおっぱいが大きくなるのは、エストロゲンや、妊娠中に子宮筋の収縮を抑える働きを持つプロゲステロンなどのホルモンによって乳腺が発達するためです。乳腺が発達することで、産後母乳を分泌できるようになります。
母乳は血液から作られる
母乳はママの血液から作られています(※1)。血液から作られるのに、母乳はなぜ白いのでしょうか?
血液が母乳へ変わる時、栄養素や白血球はそのまま移行しますが、赤血球は母乳へ吸収されません。赤血球が母乳に移行しないので、白い母乳が出るのです。
母乳が出る仕組み
ママの身体の中で作られた母乳は、おっぱいの中に溜まります。
おっぱいに溜まった母乳を外に出すのが「オキシトシン」というホルモンです。オキシトシンは、赤ちゃんがママのおっぱいを吸う刺激によって分泌されます。母乳の出をサポートするため、母乳が少ないことに悩んでいるママは、ぜひ頻回授乳を試してみてくださいね。
母乳のカロリーは?
赤ちゃんに飲ませるものなので、母乳のカロリーまで詳しく知りたいですね。母乳は100mlあたり約60~70キロカロリーです。ただし、母乳の成分は赤ちゃんの成長に伴って変わります。カロリーも、赤ちゃんの成長によって変化するでしょう。
母乳の色・味は?
初めて母乳育児をするママは、初乳から成乳になるまでの母乳の変化が気になってしまうでしょう。母乳の色や味の変化について以下から詳しく紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
母乳の色
生後2~3日に出る初乳は、黄色がかっていることが特徴です。移行乳を経て、成乳になると黄みが薄まり白色へと変化します。理想的な成乳の色は、うっすらと青みがかった白色です。
ただ、もちろん個人差があるので母乳の色については気にしすぎないでくださいね。
母乳の味
甘い味の母乳が理想的だと言われています。ただ、母乳の味はママが食べる物によって若干変化します。ママの食事によって、苦くなったり酸っぱくなったりすることもあるのです(※7)。産後に好きな物を食べても構いませんが、栄養バランスが偏って母乳の味や質が変化しないよう、ある程度食生活を整えることが大切ですよ。
(母乳の味については以下の記事も参考にしてみてください)
母乳にいいオススメの食べ物・飲み物
赤ちゃんに栄養たっぷりの母乳を飲ませるためには、ママ自身の食生活が大切です。以下から、母乳育児をしているママにおすすめの食べ物や飲み物を紹介します。
(母乳育児中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)
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