授乳中にチョコレートはOK？母乳への影響は？上手に食べるコツも！

アルコールは赤ちゃんに悪い影響を与えるので、授乳中は飲酒に気を遣いますね。ウイスキーボンボンなどアルコール入りのチョコレートが好きなママは、チョコレートに入った少量のアルコールでも我慢するべきなのか、悩んでしまうでしょう。

母乳のアルコール濃度は、ママの血中のアルコール濃度と同じ程度です。アルコール入りチョコレートのアルコール濃度は約2％ほどなので、1～2個食べる程度なら母乳になる前にアルコールが分解されます。少しつまむ程度なら、赤ちゃんに悪い影響はありません。

ただし、ママのアルコールを分解能力が低い場合や、赤ちゃんがアルコールにアレルギーを持っている場合は多少健康上のリスクがあります。もし心配なら、アルコール入りチョコレートを食べてから3時間以上経過してから授乳してみてくださいね。

（授乳中のアルコールについては以下の記事も参考にしてみてください）

常識的な量なら、授乳中でもチョコレートを食べられます。ただし、おやつにチョコレートを食べる時は気を付けたいポイントがいくつかあります。以下から紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

（授乳中の食べ物については以下の記事も参考にしてみてください）

農林水産省の「食事バランスガイド」では、嗜好品の摂取カロリーを1日あたり200kcal程度にすると良いと定めています（※9）。板チョコは1枚で300kcal程度あるので、1日で半分食べる程度に収めることをおすすめします。

チョコレートの以外のおやつを食べたいママは、チョコレートの量をもう少し減らしても良いですね。

高カカオチョコレートはカカオが70％以上使われています。70％以上カカオが使われているチョコレートには、ミルクチョコレートの3倍以上のカフェインが含まれるのです。ミルクチョコレートと同じ感覚で食べると、カフェインの量をオーバーしてしまう可能性もあるでしょう。

高カカオチョコレートはカロリーも高いので、どうしても食べたい時はカロリーやカフェイン量など、成分をよく確認するようにしてくださいね。

チョコレートを食べて赤ちゃんに悪い影響が出ないか心配なママは、授乳後にチョコレートを食べること良いでしょう。ママがチョコレートを食べる時間と授乳をする時間の間隔が開くほど、赤ちゃんへの影響が少なくなるからです。

摂取後15～30分は、母乳にカフェインが最も多く含まれます。2時間以上経過すれば、母乳に含まれるカフェインの量はかなり少なくなりますよ。

カフェインだけではなく、脂質や糖質もママの体に影響を及ぼします。脂質や糖質を摂ったからといってすぐに乳腺炎などの病気にかかるわけではありませんが、チョコレートを日常的に食べすぎ、栄養バランスが崩れていると母乳の質が低下したり、糖尿病を引き起こしたりする可能性があるのです。

日頃から栄養バランスを意識して生活するようにすることはとても大切ですよ。

なお、チョコレートで摂取するカフェインの量を減らそうと、ホワイトチョコレートを食べているママは脂質に注意しましょう。ミルクチョコレートよりも、ホワイトチョコレートの方が糖質が高いためです。チョコレートに限らず、おやつを買う時は成分表に目を通しておくことをおすすめします。

（乳腺炎については以下の記事も参考にしてみてください）

チョコレートの食べ過ぎが良くないことだと理解しても、なかなか我慢できないママもいます。我慢しすぎて強いストレスを感じないよう、無理なくコントロールする方法を紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。