タンデム授乳って?上の子に気持ち悪いと感じた際の対処法、メリット・デメリットも!

年子や双子の2人を授乳させる、タンデム授乳って知っていましたか?。タンデム授乳のやり方、メリット・デメリット、おっぱいを欲しがる上の子を気持ち悪いと感じた際の対処法、2人を寝かしつける方法などをについて、先輩ママの体験談も交えて紹介します。参考にしてください。

Contents
目次
  1. タンデム授乳って?
  2. 妊娠中に授乳しても大丈夫?
  3. タンデム授乳のやり方のポイント
  4. タンデム授乳のメリットは?痩せる?
  5. タンデム授乳のデメリットは?
  6. タンデム授乳で上の子に気持ち悪いと感じた際の対処法
  7. タンデム授乳の注意点
  8. タンデム授乳中に寝かしつけるには?
  9. タンデム授乳でストレスを感じたら無理しないで

タンデム授乳って?

タンデム授乳とは、上の子と下の赤ちゃんに同時に授乳することをいいます(※1)。タンデムにはもともと「二人乗り」という意味があり、ママのおっぱいを上の子と赤ちゃんで一緒に飲むという意味からつけられました。

双子の場合や年子で授乳の時期がかぶる場合など、タンデム授乳の必要があるケースも多いでしょう。また、上の子の授乳期間がのびたり、上の子が赤ちゃん返りをして授乳を再開せざるをえない場合もあります。

パート

40代

タンデム授乳をしてたけど、まわりに引かれるかなと思って誰にも言ってませんでした。だから、タンデム授乳の相談とかも誰にもできず…。この時期は、かなり育児ストレスを抱えてました。でも、上の子に十分に母乳を与えられて満足してます。

2人目の妊娠をきっかけに断乳を決意するママが多く、タンデム授乳を実際にしているママは少数派ともいえます。そのため、まわりには相談できない悩みや育児ストレスを抱えている方も多いでしょう。タンデム授乳のさまざまなことについて紹介します。

(母乳育児については以下の記事も参考にしてください)

母乳はいつまであげる?出る?授乳期間の平均は?卒乳・断乳の進め方も解説!

妊娠中に授乳しても大丈夫?

タンデム授乳の場合、妊娠中も上の子の授乳をしていたというママがほとんどでしょう。妊娠中の授乳は、流産や早産を引き起こす危険性があるということを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?授乳によって分泌されるホルモンには子宮収縮を促す働きがあるため、妊娠中の授乳はあまりよくないとされています(※2)。

しかし、授乳によって分泌されるホルモンが、陣痛を促進させるほど強く働くことはないとも考えられています。そのため、妊娠中に授乳したからといって必ず流産や早産の危険があるというわけではありません(※2)。妊娠中に授乳を続けても、無事に出産できたママは多くいます。

妊娠中も授乳を続けることはできますが、お腹の張りや出血など何か症状がでた場合は早めに受診するようにしましょう。医師から安静を指示されたら、断乳の必要がある場合もあります。妊娠中の授乳は、ママの体の変化や症状に配慮しながら行う必要があります。

(妊娠中の授乳については以下の記事も参考にしてください)

妊娠中の授乳はNG?流産の可能性も?いつまで継続できるか、断乳すべきかなど解説!

タンデム授乳のやり方のポイント

タンデム授乳にはやり方のポイントもあります。ママがイライラを感じたり、ストレスをためないためにも、やり方のポイントをおさえておくことも大切です。ここでは、赤ちゃんと上の子にうまくタンデム授乳するやり方のコツやポイントについて紹介します。

下の子から先に授乳する

タンデム授乳をする時は、必ず下の子から授乳するようにしましょう。まだ小さい赤ちゃんは、母乳からしか栄養がとれません。このため、上の子が先に栄養のある母乳をたっぷり飲んでしまうと、下の子が栄養不足になってしまう可能性も考えられます。上の子が母乳を欲しがったとしても、下の赤ちゃんから授乳するようにしましょう。

双子の場合は2人同時に行う

赤ちゃんが双子の場合は2人同時に行いましょう。どちらにもしっかり母乳で栄養を与える必要があります。このため、双子の場合は同時授乳が好ましいといえます。左右のおっぱいを同時に赤ちゃんに飲ませるため、両手がふさがってママは大変ですが、1度で授乳を済ませられるのはメリットといえるでしょう。

おっぱいの消毒をする

タンデム授乳をする時は、おっぱいを消毒することも大切なポイントです。近年は授乳の際におっぱいの消毒は不要とされていますが、タンデム授乳の場合はそうとは限りません。上の子から下の赤ちゃん、下の赤ちゃんから上の子へ、ウィルスや虫歯菌がうつってしまうことも考えられます。上の子と赤ちゃんを菌から守るためにも、おっぱいの消毒は大切です。

上の子に対し強い気持ちを持つことも必要