母乳のつまりの原因。実は食べ物じゃない?最適な乳腺炎の予防法を紹介!

【医師監修】母乳で子育てをしている場合は、母乳のつまりに悩まされることもあります。この記事では乳腺炎の種類や、母乳のつまりの原因・予防法などを紹介しています。母乳のつまリに関する【体験談】も紹介しているので、母乳のつまりに悩んでいるママはチェックしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 母乳がつまる乳腺炎の種類
  2. 母乳のつまりの原因は?食べ物じゃない?
  3. 母乳のつまりの予防法!授乳方法・おっぱいマッサージなど
  4. 母乳のつまリに関する体験談
  5. 母乳のつまりの原因を理解して予防しよう

母乳がつまる乳腺炎の種類

母乳がつまるとおっぱいにしこりのような固い塊ができ、赤くなったり腫れたりして赤ちゃんに授乳できなくなるくらい痛くなることもあります。ここではうっ滞性乳腺炎と急性化膿性乳腺炎についてそれぞれ紹介します。母乳育児で子育てしているママは参考にしてみてくださいね。

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うっ滞性乳腺炎

うっ滞性乳腺炎とは、母乳がつまることで起きる乳腺炎のことを言います(※1)。赤ちゃんが母乳を飲むのが上手でなかったり吸う力が弱かったりすると、母乳がつまる原因になるのです。うっ滞性乳腺炎の症状にはは、おっぱいが火照ったように熱をもったり、おっぱいが赤く腫れて固くなっている部分を押すと痛かったりする特徴があります。

うっ滞性乳腺炎をそのままにして細菌に感染してしまうと、化膿性乳腺炎や慢性乳腺炎となり悪化してしまう場合があります。

急性化膿性乳腺炎

急性化膿性乳腺炎は、授乳時に赤ちゃんに乳頭を噛まれるなどしてできた傷から細菌に感染することで起こります。急性化膿性乳腺炎に感染すると38度を超えるような高熱や寒気、おっぱいが赤く腫れて熱を持ち強い痛みもともなう症状などがあらわれます(※2)。

育児をしているママとしては、とてもつらい状態になり赤ちゃんのお世話もままならなくなってしまうでしょう。ほとんどの場合は、うっ滞性乳腺炎が原因で急性化膿性乳腺炎が引き起こされるので、うっ滞性乳腺炎になった場合は早めに治療しておくことをおすすめします。

母乳のつまりの原因は?食べ物じゃない?

乳腺炎は赤ちゃんが授乳時に同じ方向からばかり飲んでいたり、母乳を吸う力が弱かったりして母乳が外に出ずにつまることが原因です。そのため、ママが摂取する食べ物は母乳のつまりに関係がないように感じますね。しかし母乳はママの血液が成分です。

脂っこいものや塩分、糖分が多いものをたくさん摂取すると、それが母乳に影響して母乳がつまることに結び付くのではとも言われています(※3)。おっぱいは赤ちゃんが直接口にするものなので、赤ちゃんの体のことも考えて食べるものには気を付けたいですね。

母乳のつまりの予防法!授乳方法・おっぱいマッサージなど

母乳がつまると痛いですし悪化すると熱が出てしまうので、乳腺炎にならないように母乳のつまりを日常的に予防しておくと良いですね。ここからは食べ物に気を付ける方法や授乳方法、おっぱいマッサージなどでつまりを予防する方法を紹介しています。母乳がつまり、痛い思いをしないように参考にしてみてくださいね。

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食べ物に気を付ける

ママが食べるものも母乳に影響するため、塩分や糖分、油分の少ない食べものを摂るのもおすすめです。そうすることで質の高い母乳を赤ちゃんに飲ませることができ、母乳つまりの予防にもなりますね。母乳に良いとされる食べ物としてはご飯・大根やごぼうなどの根菜類・白身魚・鶏肉・納豆・そばなどがおすすめです。

反対にあまりおすすめではない食べ物はもち米・ラーメン・菓子パン・乳製品・ケーキなどの甘いお菓子・マヨネーズなどです。しかしこれらは食べてはいけない、というわけではないのではないので、ストレスにならないように食べすぎには気を付けて摂取してくださいね。

マキ先生

小児科医

チーズや生クリームなど、乳製品の中でも乳脂肪分の多い食品は、乳腺の詰まりに関係することがあると言われています。

(乳腺炎を予防する食事については以下の記事も参考にしてみてください)

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