子どものADHD症状チェックリスト!原因や治療法、年齢別の対応の仕方も!

子どもの言動でおや?と感じたママに、ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?という疑問をはじめ、日常生活でのADHDチェックリストを紹介します。子どものADHDの原因や、治療法、《1〜5歳》《6〜12歳》《13〜18歳》など年齢別の対応の仕方も紹介します。

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Contents
目次
  1. 子どものADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?
  2. 子どものADHD症状チェックリスト!日常生活での行動など
  3. 子どものADHDの原因は?
  4. 子どものADHDは治る?治療法は?
  5. 子どものADHDの年齢別の対応方法
  6. 子どものADHD(注意欠陥・多動性障害)について理解しよう

脳の働き自体を完全に治す治療法はありませんが、ADHDの症状を緩和させたり、子ども自身が持つ特性を伸ばしていく方法はあります。効果がある薬はあるのでしょうか。どのような治療法があるのか注意点を含めて解説します(※2)。

子どもの周りの環境を整える

ADHDの子どもは、周りの接し方次第で言動が変わっていくことがあるので、子ども自身が生活しやすい環境を整えてあげることが大切です。要領が悪かったり、人に迷惑をかける行動をするなど、イラついてしまうこともあるでしょう。叱っても何が悪いのか理解ができないことがあるので、頭ごなしに注意することは避け、一呼吸おいてゆっくりと説明します。

ご褒美制にしたり、良いところを探してほめてあげるなど、子どもの特性を認め受け入れて、子ども自身が課題や目的に集中できる空間を作ってあげることをおすすめします。根気よくスキルを身につけるトレーニングをすることで、子どもの能力が発揮できるようになることもあるでしょう。

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薬を使った治療

ADHDの原因ははっきりとわかりませんが、脳の働きにかたよりがあるようなので、薬を用いると症状が抑えられることがあります。健康保険の適用内の治療薬は主に三つあり、メチルフェニデート・アトモキセチン・グアンファシンなどの薬が有効と言われています(※5)。

薬は1日1回の服用で効果が現れるまでに時間がかかるものがあるので、自己判断で服用をやめないように主治医と相談をしましょう。ただ、薬は子どもの行動を完全に抑えられるものではなく、周囲の環境を整えることと併行して服用する、助け舟的な役割であると思ってくださいね。

症状が似た病気に注意する

ADHDはほかの発達障害と合併している子どもが多くいることがわかっています。その多くはアスペルガー症候群(自閉症)で、ADHDとアスペルガーは症状が良く似ているため、長い間わからずにいたケースも少なくありません。ADHDとアスペルガーでは、周りの接し方や薬の服用に微妙に違いがあります。

子どもはADHDだと信じていたが、成人するころにアスペルガーと診断されたり、逆にアスペルガーの治療をしていたが、ADHDの要素があったケースもあります。同じ発達障害でも治療法を間違えると症状が強く出てしまうことがあるので、セカンドオピニオンを受けながら進めていくことをおすすめします。

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子どものADHDの年齢別の対応方法

さまざまな症状があるADHDの子どもへの接し方や対応方法には、年代別で気をつけるべきことが変わります。まわりの大人の関わり方ひとつで、子どもの心の成長に支障をきたすと言っても過言ではないでしょう。1〜5歳の幼児期、6〜12歳の児童期は、不注意・多動性・衝動性の症状別の対応の仕方、13〜18歳の思春期は全体的な接し方の注意点を解説します。

1〜5歳の対応方法

幼児期の不注意の症状の一つは、絵本の読み聞かせに集中することができず、次のページをめくりたがるなど、大人からみたら好奇心が強いだけとも思いがちです。集中できる時間が短くとも、絵本の読み聞かせは原因と結果という因果関係のある言葉を理解することに効果があるので、毎日繰り返し読み聞かせをしてあげることは対処法の一つです。

多動性の症状としては、じっとしていられず常に動き回っている状態が続き、道路やホームでも抑えることができません。その行動が危険であることを穏やかに静かに根気よく話すことが大切です。落ち着きのない子どもに付き合うことは大変なことですが、一日15~20分でも一緒に遊ぶ時間をとるようにすると子どもの反抗的な態度も減ってくるでしょう。

幼児期のADHDの目立つ症状は衝動性です。人のおもちゃをいきなり取り上げたり、順番を待てずに友達や兄弟とトラブルになることが多くあります。そんなときはケンカの始まりの段階で大人が介入するようにしましょう。子どもが興奮しているときは、まず落ち着かせてからそれはいけないことであることを分かりやすく短い言葉で伝えることもポイントです。

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6〜12歳の対応方法

小学生の不注意の症状は、課題に集中して取り組むことができない、忘れ物が多いことが主にあげられます。集中できる時間内にできる課題内容にしたり小休止を入れると良いでしょう。忘れ物はチェックリストを作って子どもにチェックさせます。集中して課題ができたり、忘れ物がなかったらご褒美をあげるなど、達成感を味合わせることもおすすめしたい方法です。

幼児期に落ち着きがない子どもはいますが、授業中に立ち回るなどの多動性は小学生になると発達障害として目立ってきます。先生は叱るだけでなく、授業中にプリントを配る手伝いをさせたり、黒板を消させるなどの動いても良い環境を作ってあげ、休み時間には思いっきり遊んでエネルギーを使わせてあげる工夫が必要です。

考えずに行動する衝動性の症状として、小学生のうちは相手のことを考えずに思ったことをそのまま口にして、相手を傷つけることが多くあります。ダメと頭ごなしに叱るのではなく「そう思ったんだね」とまず子どもの気持ちを受け入れてから「もしそんなふうに言われたらどう思う?」と子どもに尋ねるようにして、相手が悲しい気持ちになったことを伝えましょう。

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13〜18歳の対応方法