排卵日の症状は?吐き気、腰痛、腹痛などがある?原因と対処法!

【医師監修】排卵日に吐き気や腰痛といった辛い症状に悩まされている女性は意外と多いのではないでしょうか。排卵日を迎える時、体内では一体どのような変化が起きているのでしょう。また、吐き気や腰痛以外にどのような症状が現れるのか、その種類と原因や対処法についてご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 排卵日にはどんな症状が出る?腰痛などの原因とは?
  2. 排卵日の吐き気や腰痛、腹痛などの症状【年齢、生活習慣による違いと性欲の高まり】
  3. 排卵日に起こる吐き気や腰痛や腹痛などの症状の原因
  4. 吐き気や腰痛など排卵日の諸症状の改善・緩和の秘訣
  5. 規則正しい排卵日の周期を迎えるには?
  6. パートナーの理解と協力が大切

生理周期が28日の人の場合、生理が始まってから約2週間は低温期が続きます。排卵が起こると体温が上がり約2週間の高温期へ入り、再び体温が下がった時に生理になるのです。このように低温期と高温期がはっきりとわかるものが健康な人の基礎体温です。

生理周期に応じて体温が変化するのはプロゲストロンの分泌によるもので、分泌がほとんどみられない時期は基礎体温が低くなります。排卵日経過後はプロゲストロンの分泌が増えるため体温が上昇し高温期に。ですので、ホルモンの分泌に異常がある場合も、基礎体温をつけているとある程度の予測がつき易くなります。

出典:https://www.pakutaso.com/20170539123post-11346.html

生理があるのに排卵が起きていない「無排卵月経」は、低温期がずっと続き排卵がみられないのでわかります。不妊の原因となる「黄体機能不全」も高温期が短いことなどから読み取ることができるでしょう。(※2)

(基礎体温については以下の記事も参考にしてみてください。)

排卵日に基礎体温が上がる?下がる?原理を知って妊娠のタイミングを見極めよう!

パートナーの理解と協力が大切

出典:https://www.pinterest.jp/pin/822540319434106568/

パートナーの体調がすぐれない場合、その気持ちに周りの人が寄り添うことによって生活が楽になることもあります。パートナーが理解してくれていない、協力してもらえないということならば一度、話し合いの場を設け気持ちを伝えてみましょう。

それでも辛ければ病院を受診して、症状を緩和できる方法を探すのも良いですね。大切なことは無理せず症状と向き合うことです。日々の生活を少しでも楽にできるよう積極的に行動していきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

どうしても嘔気が強い場合は、一度病院を受診して見ても良いでしょう。 婦人科領域の嘔気ではなく、内科・外科領域の疾患の可能性もありますし、必要であれば制吐剤などの処方もしていただけます。 あまり無理をせず、症状が続くのであれば早めの受診をお勧めします。