赤ちゃんがハイハイを始めるのはいつ?練習はさせるべき?安全対策も!

【医師監修】赤ちゃんが生まれると「ハイハイ」する可愛らしい姿を早く見たいと思いますよね。赤ちゃんはいつ頃から「ハイハイ」するのでしょうか?「ハイハイ」の練習は必要なのでしょうか?「ハイハイ」を始めた赤ちゃんが安全に部屋を動けるような対策についても解説します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんはいつからハイハイし始めるの?
  2. ずりばいとハイハイは違うの?
  3. 赤ちゃんにハイハイの練習は必要?
  4. ハイハイの練習方法は?
  5. 赤ちゃんのハイハイにはメリットがいっぱい
  6. ハイハイを始めた赤ちゃんの部屋での安全対策
  7. 赤ちゃんが暮らしやすい部屋づくり
  8. ハイハイに関する心配事
  9. 焦らず赤ちゃんを見守ろう
赤ちゃんのつたい歩きはいつから?つかまり立ちからどれくらい?

ハイハイのメリット【手の発達】

手の平全体を使って前に進む事で、ハイハイの途中で興味のあるものに「触れる」「つかむ」など手の動きの発達も促します。たくさん手を使うことで指先も器用になります。細かいものをつまんだり、チャックなどをつかんだまま動かしたりなど、複雑な動きもどんどんできるようになってきますよ。

ハイハイのメリット【脳や心の発達】

全身運動をしているため、骨格筋が鍛えられ、血流が増えて脳の動きが活発になります。動ける範囲が広くなることで、「触ってみたいな」という好奇心や、「自分でもできた」という達成感も得ることができます。ハイハイすることで受ける様々な刺激によって、脳の発達がより促されるのです。

「自分で動きたい」「遠くのものに触ってみたい」という気持ちは、好奇心の芽生えであり、自我が出てきたということでもあります。寝てばかりいた赤ちゃんが動き出すので、目が離せなくなり、よりお世話が大変になってしまいますが、嬉しいことです。思いっきり挑戦できるように温かく見守ってあげてくださいね。

ハイハイのメリット【時期は長いほど良い】

「いつまでもハイハイをしていてなかなか歩かず心配」という声を聞くことがありますが、ハイハイの時期が長ければ長いほど全身の筋力は発達します。

「腹筋」「背筋」が発達しバランスの取れた体幹を作ることができ、歩行を始めたときに足がО脚になってしまうことを防ぎます。また、全身運動によって心肺機能が高まるため「免疫力」「体力」がついてきますよ。赤ちゃんの思う存分ハイハイの時期を過ごさせてあげてくださいね。

ハイハイを始めた赤ちゃんの部屋での安全対策

動き出した赤ちゃんは、本当に色々なものに興味を持ちます。赤ちゃんが安心して動き回れるように部屋の安全対策をしっかりと行いましょう。

部屋の安全対策【始める時期】

ハイハイやずりばいをし始める前に環境を整えておきましょう。まだ大丈夫と思っていても、赤ちゃんは予期せぬ動きをします。何か起きてからでは間に合いません。早めに準備をして危険を防ぐことが大切です。

部屋の安全対策【周りをチェック】

赤ちゃんが日中に過ごす「部屋」「寝室」「キッチン」など部屋全体を見て以下の点をチェックしてみましょう。

●机の角や先のとがった危ない場所はないか
●ハイハイで登って危険な場所はないか
●指が挟まってしまいそうなドア、
●簡単に開く引き出し
●手が届きそうな棚の上
●暑い飲み物がおいてあるテーブルクロス

部屋の安全対策【危険な部屋には近づかせない】

「キッチン」「洗面所」「お風呂場」など、赤ちゃんにとって危険な場所には最初から近づけない工夫をしましょう。キッチンや下り階段の始まりにベビーゲートを付けたり、洗面所や浴室のドアを赤ちゃんに開けられないように対策します。うっかり目を離してしまった、では済まされない事態が起こらぬよう危険から遠ざけましょう。

赤ちゃんが暮らしやすい部屋づくり