排卵日はいつかわかる？生理周期と排卵日の関係や計算方法について

続いて、生理後からの排卵日計算について見ていきましょう。「危険日」や「安全日」という言葉は、妊娠しやすい時期や、逆に妊娠しづらい時期を表す言葉として知られていますね。

この「危険日」や「安全日」を正しく計算えきていれば問題ないのですが、間違った計算をしている場合もあります。生理後から大体何日など正しい知識がなければ、望まない妊娠をしてしまう場合もあるので、注意が必要です。

「危険日」や「安全日」については、生理周期や生理後から計算していくらかは予測する事ができます。 ホルモンバランスの乱れや婦人系疾患がない場合は、より的確に計算できるでしょう。排卵の時期については「この次の生理開始予定日の約14日前頃」です。生理周期が28日の場合、28－14＝14日目頃が排卵時期だということですね。

精子の寿命が2～3日で卵子の寿命が約1日とすれば、排卵日の3日前～3日後あたりが1番妊娠する可能性が高い「危険日」に該当します。これは生理周期が規則正しいということが前提条件です。生理周期が安定していない場合は、数日から数週間の誤差が発生すると考えられるでしょう。

生理直後を「安全日」と考える女性も多いのですが、妊娠の可能性がないわけではありません。排卵から生理までの間は約14日と言われています。ですが、生理周期や生理日数は個人差が非常に大きく、生理が長期間に及ぶ人もいます。

そうなると、生理終了後すぐに排卵がスタートしてしまう場合もあり、妊娠を望んでいない場合は、避妊をすることをおすすめします。生理開始予定日の7日前～生理日あたりを対象にした1週間は安全日、これ以外の生理後ならば危険日だと考えてもいいでしょう。

生理不順の場合、「安全日」や「危険日」を計算で算出することは困難でしょう。ですが、生理不順といえど「安全日」や「危険日」を把握しておきたいものですよね。排卵日におこる排卵痛という痛みを感じる方法も存在しますが、基礎体温を測る方法でより正確に排卵日を予測できるでしょう。

基礎体温は安静中の体温を意味し、一般的に5～6時間以上睡眠をとり目覚めた直後に計測した値が正しい数値と言われています。基礎体温は、低温期と高温期に二分されており、低温期から高温期に変わるタイミングで排卵が起こると考えられているのです。

排卵日を生理周期や生理の前後から計算する方法には及びませんが、「排卵日が近くなっている」ということを予想する手段は計算する方法以外にも存在しています。排卵日付近というのは、女性の体の中でホルモンの分泌量が増加したり、逆に低下したりと多くの変化が起こっているのです。

また、ホルモンバランスの変化から、体調や気持ちの面でも変化が生じます。以下から、分かりやすいトラブルをいくつか見てみましょう。

排卵日が近づくにつれ、吐き気や胸の張り、腰痛、ストレス等の色々な体調変化が起こります。症状が進行すると月経前症候群と診断され場合もあるでしょう。排卵日付近になると、毎月同じような症状を感じるといった女性も多く、自分自身の体の状態を知っておくことで、排卵日をある程度予測できるでしょう。

排卵日が近づくにつれ、腹痛を感じる女性もいます。この腹痛は、排卵痛といわれるもので、痛みの症状としては人それぞれです。主に、お腹全体に痛みが生じたり、右と左の卵巣近辺に痛みが生じる場合が多いと言われています。

卵巣近辺にチクチクと痛みが生じた場合には、排卵日が間近に迫っていると知ることができるのです。このように、定期的に決まった時期の腹痛がある場合には、そういった痛みから排卵を予測することも可能ですね。