基礎体温表・グラフの見方は?正しいつけ方でタイミングを見極めよう!

【医師監修】妊活を始める際は、基礎体温を測り、基礎体温表にグラフ化しましょう。基礎体温と生理との関係、基礎体温の正しい測り方、基礎体温表のグラフの見方などについて、ドクターの助言を交えて説明します。基礎体温表を活用することで妊娠のタイミングを見極めましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊活するなら基礎体温表を付けよう!
  2. 生理前や生理後の基礎体温との関係とは?
  3. 生理周期の数え方
  4. 基礎体温の測り方
  5. 基礎体温の測り方の7つのポイント
  6. 基礎体温表のグラフの見方って?
  7. 基礎体温表のグラフの見方のポイント!
  8. 基礎体温表のグラフの見方の例は?
  9. 妊娠時の基礎体温表のグラフの見方は?
  10. 基礎体温表のグラフのつけ方は?
  11. 基礎体温表のグラフを付けて妊娠へ

基礎体温表のグラフはさまざまなことが把握できます。低温期の間で1番基礎体温が下がる日があります。排卵する前のホルモンバランスの変動が関係しており、何日かのうちに排卵が生じることが分かるのです。排卵日は妊娠しやすい期間にあたります。

高温期が14日位継続した時に低温期に突入することから、生理周期が規則正しいと生理予定日も推測しやすくなります。

リエ先生

産婦人科医

基礎体温は計画的に妊娠するためには非常に有用になります。毎日同じ体温ではなく上がり下がりしながら低温相から高温相になるため、初めて見る人には判別が難しいこともあります。

生理の時のグラフの見方は?

生理の時のグラフの見方は、基礎体温が高音期から低温期に変わり、生理が近づくに連れてだんだん体温が下がってきます。

低温期と高温期の二分 グラフの見方は?

基礎体温は低温期と高温期の二分され、グラフの見方は次の通りです。

低温期は、生理開始から次の排卵日に至るまでの期間を示します。エストロゲンの量が上昇し、身体の体温が低い状態が連続します。そして低温期の終わり頃に一気に体温が下がる日があり、その日が排卵日と考えられます。

高温期は、排卵日から次に来る生理まで続きます。排卵することで、黄体ホルモンが増え、そのタイミングに体温が上がる仕組みになっています。

低温期から高温期への移行のグラフの見方

低温期から高温期への移行のグラフの見方は次の通りです。

低温期は排卵するための調節期間になります。そして、1番体温が低下した状態から高温期への移行する時が排卵期になります。この日から数日中に排卵が起こります。

リエ先生

産婦人科医

基礎体温表の最も簡単な見方は、体温の上昇幅が最も大きい日を境として、低い相を低温相、高い相を高温相と見る方法です。ただし、この見方は、基礎体温がきちんと二相性になっていることが前提です。無排卵の人は二相性になりません。

(基礎体温については以下の記事も参考にしてください)

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基礎体温表のグラフの見方の例は?

基礎体温表の正常なグラフの見方やバラバラの基礎体温表のグラフの見方を紹介していきます。基礎体温表を付けるための参考にしてください。

正常な基礎体温表のグラフの見方

出典:https://www.yu-ladies.com/chart.html

正常な基礎体温表のグラフの見方を説明します。

正常な基礎体温のグラフは上の画像のグラフです。このように高温期と低温期が分かりやすく2つに分かれていると妊娠しやすい日が分かります。妊活のタイミングも取りやすくなります。少しの環境の変化や不調からも基礎体温は影響されやすいので、少しの体温の差は気にしないでおきましょう。以下、主なポイントです。

●高温期の継続中、体温は下がらない
●高温期が10日以上継続する
●低温期から高温期への移行期間は3日以内
●0.3度以上の高温期と低温期の差が出る

基礎体温のグラフを付けることで、自分の基礎体温の平均値を確認することができます。

体温がバラバラの基礎体温表のグラフの見方