基礎体温表・グラフの見方は?正しいつけ方でタイミングを見極めよう!

【医師監修】妊活を始める際は、基礎体温を測り、基礎体温表にグラフ化しましょう。基礎体温と生理との関係、基礎体温の正しい測り方、基礎体温表のグラフの見方などについて、ドクターの助言を交えて説明します。基礎体温表を活用することで妊娠のタイミングを見極めましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊活するなら基礎体温表を付けよう!
  2. 生理前や生理後の基礎体温との関係とは?
  3. 生理周期の数え方
  4. 基礎体温の測り方
  5. 基礎体温の測り方の7つのポイント
  6. 基礎体温表のグラフの見方って?
  7. 基礎体温表のグラフの見方のポイント!
  8. 基礎体温表のグラフの見方の例は?
  9. 妊娠時の基礎体温表のグラフの見方は?
  10. 基礎体温表のグラフのつけ方は?
  11. 基礎体温表のグラフを付けて妊娠へ

生理周期の数え方

生理周期は簡単に数えることができます。注意するポイントとしては、生理開始日です。生理が始まった1日目を生理開始日とします。そして、次の生理開始日の前の日までを生理周期1回分とカウントするのです。

例えば、1月1日に生理が起こり、1月29日に次の生理が来ると、生理周期は28日になります。しかし、生理周期はストレスが原因で乱れやすく、それにより基礎体温がバラバラになってしまうこともあります。

このため、正しい周期を把握するには、4回以上の周期データを集めて平均値を出すことをおすすめめします。

基礎体温の測り方

朝、目覚めたときに少し動いただけでも基礎体温は高くなります。目覚めてすぐは動かず、基礎体温を測るようしましょう。これから紹介する基礎体温の正確な測り方や注意点に基づいて、正しい測り方をしましょう。基礎体温表に毎日の体調を体温と一緒に控えておくのがいいでしょう。

正確な測り方は?

基礎体温の正確な測り方は次の通りです。

まず基礎体温を測るには4時間以上睡眠をとりましょう。測るときは、動かずに安静な状態で測ります。妊活中の人は自分の排卵日がいつかを知ることで、妊娠の確率を高めることに繋がるのです。0.3~0.5℃の間で基礎体温は変化しています。しかし、普通の体温計では0.01単位まで細かく測れません。婦人用の基礎体温計を使用するようにしましょう。

正確ではない測り方

基礎体温の正確でない測り方は以下のようなときです。測るときに気を付けましょう。

●深夜2時すぎに寝て、朝方5時前に起きて測る
●暑い時期に寝汗をかいた状態で測る
●冬の寒い時期に電気毛布を使用した状態で測る
●就寝前にお酒飲む
●起きる2~3時間前にトイレに行く
●4時間以下の睡眠

基礎体温が正しい周期で高温期と低温期が繰り返されることが、妊活にとっては大切です。生理日のほかにも不正出血などの不調、性行為をした日などを記録しておきましょう。

基礎体温表を記録できるアプリ

最近ではアプリの普及により、基礎体温表を記録できるアプリもたくさんあります。「手書きでグラフ作成を作成する測り方はちょっと面倒…」という人にはアプリと連携している基礎体温計がおすすめです。アプリへ簡単にデータ転送することができるため、ぜひ使ってみましょう。

(基礎体温アプリについては以下の記事も参考にしてください)

基礎体温の管理が簡単にできる!人気の無料アプリ7つを紹介!

基礎体温の測り方の7つのポイント

基礎体温の測り方のポイントを紹介していきます。きちんとした測り方やつけ方をしないと、基礎体温が正常に測れず、バラバラになってしまうこともあるため注意しましょう。

1. 毎朝同じ時間に

基礎体温は毎朝同じ時間に測るようにしましょう。体温は1日の中で朝が最も低く、夕方が最も上昇するからです。毎日同じ時間帯に基礎体温を測って平均値を押さえましょう。

2. 起きたら動かないで

朝起きたら動かないでください。起きてから体を動かすと体温が上昇してしまいます。基礎体温は、朝目覚めたら動かないようにして測かりましょう。体温はちょっとした動きで上昇します。基礎体温計は、手を伸ばすと直ぐに取れる所に準備をしておくと良いでしょう。