【赤ちゃんの夜泣き】原因・対策を理解し、育児ストレス軽減しよう!
【医師監修】赤ちゃんの夜泣きは、多くの人が新生児期から経験する育児ストレスの一つですね。いつからいつまで夜泣きが続くのか赤ちゃんによって違い、新生児期から夜泣きが多い赤ちゃんもいます。赤ちゃんの夜泣きはいつから始まるのか、原因と対策について解説します。
赤ちゃんの夜泣きの原因と対策
赤ちゃんはまだ眠るのが上手ではありません。その原因として、昼夜の区別をつける体内時計のシステムが整っていないことがあります。太陽の光を感じさせて生活リズムを整えてあげましょう。起床時間や就寝時間、お昼寝や日中の過ごし方などいくつかポイントをご紹介します。
1.夜泣きの原因と対策【睡眠サイクル】
赤ちゃんは浅い眠りである「レム睡眠」と深い眠りである「ノンレム睡眠」を交互に繰り返す睡眠サイクルが未完成です。赤ちゃんはその切り替えがうまく行かないことが原因で「夜泣き」することもあります。
体内時計や睡眠サイクルは、赤ちゃんの成長と共に大人と同じようにうまくいくようになります。その発達を促すために、赤ちゃんの眠る時間や昼間の生活など「生活リズム」を整えることが有効であるといわれています。
2.夜泣きの原因と対策【生活リズム】
赤ちゃんの「生活リズム」とは起床時間、昼寝時間、就寝時間を決めることです。早寝早起きの習慣をつけて、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を取り入れましょう。夜はテレビやスマホの明かりを消して暗くして下さい。一日の流れがわかる環境を作りましょう。
昼寝は生後4か月ごろは4時間半くらい、生後5~6か月ごろは3時間半くらい、生後7か月~1歳ごろは3時間くらい、1歳からは2時間くらいを目安にして下さい。長すぎる場合は起こしましょう。個人差がありますので、赤ちゃんの様子を見ていろいろ試してみて下さい。
マキ先生
小児科医
昼間の刺激が強すぎると夜中にそれを思い出して泣くこともあると言われます。人混みに行ったり、たくさんの人が家に来たり、と大人にとっては大したことないと思われることも赤ちゃんにとってはおおごとの場合もあります。
生活リズムはいつから始める?効果はいつから出てくる?
新生児期から目が覚めたら、赤ちゃんがまぶしくないように朝の光を取り入れて、夜は暗くしましょう。本格的に生活リズムを整えるのは外出することを考えると、1か月健診を過ぎたころから徐々に始めて下さい。
赤ちゃんの生活リズムを整える対策をしたら、いつから効果が出るのか気になるママも多いと思います。生活リズムは赤ちゃんの体内時計の形成と睡眠サイクルの確立の助けになるものです。すぐに効果が現れるものではありません。赤ちゃんの成長とともに効果を期待しましょう。
(新生児の睡眠については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの日中の過ごし方
昼間に体や頭を使う遊びをしていないと、夜眠くならないことがあります。赤ちゃんにとって遊びは大切です。遊びを通して赤ちゃんに刺激を与えましょう。日中はお散歩したり、公園に遊びに行ったりして下さい。
1.日中の過ごし方【赤ちゃんの外遊びはいつから?】
1か月健診を過ぎた頃から5分や10分程度、少しずつ外気に慣れさせていくといいでしょう。遊具で遊ぶのはまだ早いので遊んでいる子供を見たり、木や葉っぱにさわらせてみたり、赤ちゃんとママが楽しめることを探すのもいいですね。
抱っこやベビーカーで近所を散歩したり、スーパーへの買い物に連れて行ったりなどは首がすわってからでも十分可能です。家の中とは違った刺激が味わえて、赤ちゃんも興味深そうにしてくれるのではないでしょうか。
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