排卵後に腹痛が…!もしかして妊娠!?実体験紹介!下腹部痛は危険?

【医師監修】排卵後に腹痛が起きて「これは妊娠のサイン?」と感じたことはありませんか?排卵後に腹痛を感じる際にはどのような意味があるのでしょうか。また、危険な兆候の場合の腹痛や下腹部痛についても気になりますよね。今回はそのような疑問に対して体験談を交えながら解説します。

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専門家監修
鈴木元晴
日本産科婦人科学会専門医医学博士。2000年に埼玉医科大学産婦人科学教室に入局。大学病院や同大学総合医療センターで勤務。主に生殖医療に従事し、不妊に悩む女性に寄り添う治療を行ってきました。・・・
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Contents
目次
  1. そもそも排卵って?
  2. 排卵後に腹痛が…!原因は?
  3. 排卵後の腹痛はもしかして妊娠のサイン!?
  4. 腹痛後の妊娠検査薬はいつから使える?
  5. 排卵後の下腹部痛は危険?
  6. 排卵後に腹痛があった人の体験談
  7. 排卵後の腹痛が酷いようなら医師に相談を

排卵後の腹痛は着床痛であることも

排卵日からしばらくして下腹部痛を感じる場合には、着床によるものの可能性があります。着床時、受精卵が子宮内膜に根を張ります。その際、子宮内膜に傷がつき生じる痛みが着床痛です。着床は排卵日から1週間~10日後頃に起こるとされていますが、痛みを感じないことが一般的。痛みに敏感な人は感じる場合があります。

また、着床時には痛みの他に微量の出血がみられる事もあり、この出血を「着床出血」といいます。着床出血が起こる人の割合はとても少なくめずらしい症状です。しかし着床時期に痛みと出血が伴う場合は着床が進んでいる合図かもしれません。

(着床時の症状については以下の記事も参考にしてみてください)

着床出血は痛みを伴う?腹痛は危険?生理痛との違いは?
着床出血の量や色は?生理とは見分けられる?ママたちの声も多数紹介!

腹痛は妊娠超初期症状によるものかも

妊娠超初期症状というと、吐き気や眠気などの症状を思い浮かべる方が多いですが、中には下腹部痛や腹痛もあります。この場合、胎嚢が大きくなるにつれて子宮や骨盤が広がる事が痛みの原因と言われており「チクチク」や「ツキンツキン」というような疼痛が特徴的です。痛みが長期に渡って続くこともありますが、うずくまる程の激痛が起こる事はありません。

妊娠超初期症状は早ければ排卵日から1週間後の着床時から感じます。着床痛と思っていてもなかなか痛みが落ち着かない場合や、吐き気などのつわり症状を同時に感じる場合には妊娠している可能性が高いです。

(排卵時の症状については以下の記事も参考にしてみてください)

排卵日の症状は?吐き気、腰痛、腹痛などがある?原因は?
排卵痛とは?生理痛とは違う?症状や原因・対処法!体験談も

腹痛後の妊娠検査薬はいつから使える?

腹痛の原因が排卵や着床によるものかもしれないと思うと、少しでも早く妊娠しているか知りたいですよね。その場合、多くの人が妊娠検査薬を使って調べると思いますが、あまり早い時期に使用しても正しい結果は得られません。

市販の妊娠検査薬のほとんどは生理予定日1週間以降の時期に使用するタイプのものです。しかし、そこまで待てないという方は下記を参考に検査してみてください。

妊娠検査薬を使う時期は…

下腹部が痛み始めた日を着床の始まりとするならば、その3日後ぐらいに検査薬で検出可能な量の妊娠ホルモンが分泌されています。このことを考えると、着床痛のような腹痛を感じた際は痛みが発生してから3日経ってからの検査がより確実な結果に近づけると言えるでしょう。

しかし着床痛などの痛みを感じられない人も多くいますよね。そのような方は排卵日から計算して妊娠検査薬を使いましょう。中でも排卵検査薬を使用している方は、陽性反応確認後に陰性反応に変わって14日目以降での妊娠検査がより確実です。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/834010424739990313/

排卵検査薬の結果が陽性後に陰性に変わる際には排卵が終わったことを指します。陰性後、早い人は7日頃、遅い人だと10日頃が着床の始まりです。そうすると、排卵検査薬が陽性から陰性になった14日目以降は、妊娠に至るほとんどの人が妊娠検査薬で陽性となる時期になります。これは、フライング検査でもより確かな結果を反映できるタイミングと言えるでしょう。

鈴木元晴

産婦人科医 

妊娠検査薬の使用はは、排卵検査薬を使用してからでも良いのですが、生理予定日から1週間ほど過ぎてからの方がより判定をつけやすいです。

(妊娠検査薬の使用については以下の記事も参考にしてみてください)