【医師監修】排卵日の下痢！原因と対処法は？腹痛を伴うと妊娠しにくい？体験談も！

「排卵日に腹痛を伴う下痢をする人は妊娠しにくい」とネットで見た人もいますよね。腹痛や下痢があると妊娠に悪影響がありそうで不安になる人もいるでしょう。本当に排卵日に腹痛を伴う下痢をしてしまうと妊娠しにくいのでしょうか。

排卵日に腹痛が起こる原因として、排卵期に卵巣で卵胞が成熟する過程で卵巣が腫れることが挙げられます。この腫れが下腹部痛など痛みを伴う場合があるのです。しかし卵巣の腫れは排卵後に引くため、痛みは徐々に軽減されていくでしょう。

また排卵時に卵子が卵巣から飛び出す際に痛みを感じたり、この時に卵巣が小さく傷ついてしまって痛みや少量の出血を伴うといった場合があります。いずれも通常は病気の心配はありません。

上記のように排卵時の小さな傷や卵巣の腫れで痛みを感じる人もいますが、通常は病気の心配がいらないものです。これらの痛みが不妊の原因とは限りません。また下痢も体質やホルモンバランスの関係が原因の場合は、病気や不妊の直接の原因になるとは限らないでしょう。

なぜ「腹痛を伴う下痢をすると妊娠しにくい」という噂が流れてしまったのか定かではありませんが、不妊の要因の一つとして下痢があるというのが理由かもしれません。腹痛や下痢が続くと妊娠に悪影響がないか不安になることがあると思いますが、あまり気にしすぎないようにしましょう。

（不妊症については以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠の超初期症状の一つに下痢があります。この下痢も妊娠によるホルモンバランスの急激な変化が原因です。このように下痢や腹痛は様々な理由で起こりやすい症状の一つ。気にしすぎるとかえってストレスになるので気楽に過ごすようにしましょう。

（妊娠帳初期症状については以下の記事も参考にしてみてください）

排卵日に腹痛を伴う下痢をしていても妊娠した人の体験談をご紹介します。