排卵日・前後の頭痛を9種別で解説!原因と対処法は?おすすめの薬は?体験談も!

【医師監修】「排卵日やその前後の時期になるとなんだか頭痛がして辛い」とお悩みの方が少なからずいます。頭痛がするといっても排卵日やその前後の頭痛は種類もさまざまです。そこで頭痛の種類を9パターンに分けて解説し、原因や対処法、体験談などをお伝えしていきます。

( 5ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 排卵日・前後に感じる頭痛
  2. 頭痛の種類9選
  3. 排卵日・前後の頭痛におすすめの薬はある?
  4. 排卵日・前後の頭痛に対処法はある?
  5. 妊活中の排卵日前後に頭痛薬は飲んでも大丈夫?
  6. 頭痛が続く時は無理せず病院を受診しましょう

「頭痛」「気持ち悪い」「めまい」「だるい」「熱っぽい」「食欲がない」などで体調が悪い時、原因が分かりづらい場合があります。この方のように自分の排卵日を把握できていれば、原因を突き止めることができるでしょう。

風邪が原因かどうか見分けるには?

「だるい」「熱っぽい」「気持ち悪い」などの症状があっても、風邪なのか排卵日なのか分からない場合があります。見分けるポイントは「喉の痛みや咳があるか」「鼻水や鼻づまりがあるか」です。ただ鼻水や鼻づまりに関してはアレルギー症状の場合もあるので、通常時と比べて判断してみてください。

増田 陽子

内科医

風邪かどうか実際に見分けるのは医師でなければ難しいです。もし風邪かどうか分からない場合には、直ぐに病院へ行きましょう。

排卵日・前後の頭痛におすすめの薬はある?

市販の解熱鎮痛薬は本格的に頭痛がひどくなってから飲んでもなかなか効きにくいです。痛みや熱っぽい感覚を頭痛薬で抑えたい場合は、痛みが軽いうちに飲むとよいでしょう。解熱鎮痛薬にもさまざまな種類があります。

「イブプロフェン」という「炎症」や「生理痛」などに効く薬や、「ロキソニン」という医療用薬品を市販用にしたものなどがドラッグストアなどで売られています。排卵日やその前後の頭痛に効果的に作用するでしょう。他に「アセチルサリチル酸」や「エテンザミド」などもあります。痛みの伝わりを遮断する成分が配合された薬も、頭痛や熱っぽいと感じる症状に有効です。

市販の解熱鎮痛剤は人によってよく効くこともあれば、合わずに効きが悪い場合もあるようです。自分に合った薬を探して飲むようにしましょう。

市販薬が効かない場合は医師に処方してもらいましょう

市販の鎮痛解熱剤は「緊張型頭痛」には比較的効果が期待されます。ただ、症状が重い偏頭痛には市販薬は効かない場合があります。そのような時は、内科や頭痛外来などで薬を処方してもらいましょう。病院によっては頭痛に効く薬の他に漢方薬などを処方してくれるところもあります。自分の体質に合った薬を処方してくれる病院を探しましょう。

排卵日・前後の頭痛に対処法はある?

排卵日やその前後の頭痛は、痛みを感じた時に対処するより予防に重点を置くことが大事です。頭痛になりにくい生活を心がけてください。「規則正しい生活」「バランスのとれた食生活」など無理なく可能な範囲で、自分自身の生活改善を試みましょう。ここでは頭痛の種類別に対処法をご紹介します。

排卵日・前後の頭痛に対処法【頭痛を緩和する食材を摂取する〜偏頭痛の場合〜】

偏頭痛はエストロゲンやセロトニンを補う食材をとることにより改善される場合があります。エストロゲンに近い働きをするのは「大豆イソフラボン」「プラセンタ」といった成分や、ビールの原料でもある「ホップ」などです。

また、納豆や豆腐など大豆から作られた食材をとるようにしたり、サプリメントを飲んだりするのもよいでしょう。女性ホルモンのバランスを整えたい人は「マカ」や「ザクロエキス」のサプリメントがおすすめです。