排卵日・前後の頭痛を9種別で解説!原因と対処法は?おすすめの薬は?体験談も!
【医師監修】「排卵日やその前後の時期になるとなんだか頭痛がして辛い」とお悩みの方が少なからずいます。頭痛がするといっても排卵日やその前後の頭痛は種類もさまざまです。そこで頭痛の種類を9パターンに分けて解説し、原因や対処法、体験談などをお伝えしていきます。
「エストロゲン」はステロイドホルモンの一種の女性ホルモンです。卵巣から分泌されるホルモンで「排卵制御」「乳腺細胞を増やす役割」「脂質代謝の制御」「意識の女性化」などに作用します。エストロゲンは排卵日やその前後、また生理前の「頭痛」や「だるい」「熱っぽい」「気持ち悪い」と感じる原因の1つと考えられています。
排卵日前日のエストロゲンの分泌量の変化
排卵日の前日にはエストロゲンのホルモン分泌量は上昇します。また月経が近くなるとエストロゲンの分泌量は減少するのです。エストロゲンの上昇によって血管の収縮が起きます。血管の収縮がとりわけ顕著なのが脳です。減少する際には血管が拡張するため、これが頭痛を引き起こすのです。「しんどい」「だるい」「熱っぽい」「気持ち悪い」と感じるのはこのためです。(※3)
(エストロゲンについては以下の記事も参考にしてみてください)
2. 頭痛の種類【セロトニンが原因の排卵日・前後の頭痛】
「セロトニン」は脳内の神経伝達物質で妊娠中に特に多く分泌されます。セロトニンが増加すると脳の血管が収縮し、反対に減少すると脳の血管が拡張します。頭痛が起きるのは脳の血管が拡張した時です。セロトニンが関係している頭痛は、頭痛の前に視界にキラキラ光が見える(閃輝暗点 せんきあんてん)でしょう。「腹痛」「吐き気」などで気持ち悪く感じます。
排卵日・前後だけでないセロトニンの影響
女性ホルモンは排卵〜月経の周期の中で分泌量が変化します。それはセロトニンの分泌量の変化にも影響しているのです。排卵日やその前後だけでなく、月経前症候群(PMS)の症状が引き起こされることもあるでしょう。「だるい」「しんどい」「熱っぽい」「気持ち悪い」などの症状となって現れる場合があります。(※4)
増田 陽子
内科医
この他にも様々な症状が個人差であります。気になる場合には一度産婦人科を受診するようにしてみてください。
3. 頭痛の種類【排卵日・前後の吐き気や嘔吐を伴う頭痛】
気持ち悪いと感じる頭痛はセロトニンが影響している場合が多いです。神経伝達物質であるセロトニンは「血小板」や「小腸」に多く、腸の働きに大きな影響を与えています。腸内でセロトニンが過剰分泌されると、腸自体が「緊張」「弛緩」を繰り返すのです。「腹痛」「嘔吐」「下痢」で「だるい」「しんどい」「気持ち悪い」と感じるのはこのためです。
YOTSUBA読者
30代後半
とにかく排卵日の体調不良はほんと最悪!頭痛に吐き気に腹痛に便秘ってどういうことよ!しんどいし気持ち悪いし、たのむからまとめてくるのだけはやめてって感じ。仕事なんて行けたもんじゃないし…。早く過ぎてくれ~。
コメントのように頭痛に加えて吐き気を感じたり便秘になったりなど、同時に複数の不調を感じている方も少なくないようですね。
4. 頭痛の種類【マグネシウム不足が原因の排卵日・前後の頭痛】
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