生理の血が少ない！「過少月経」かも？症状と原因！治療法は？体験談も

過少月経はさまざまな要因によって起きる症状なので、原因を突き止めるところからは始めるべきです。もちろん、治療の内容は原因によって違ってきます。子宮や甲状腺などの病気の場合は薬などの治療をしますし、病気が原因ではない場合は、漢方や生活習慣の改善を通して体を整えることが優先です(※1)。

子宮が未発達な10代での過少月経の場合は経過観察を行うのみで、特に治療しないことが多いでしょう。

排卵がない状態での過少月経を放置しておくと妊娠しづらいです。また、場合によっては不妊につながってしまうケースもあります。

しかし、排卵がある場合の過少月経であれば妊娠の可能性も考えられますね。基礎体温を測ることで排卵があったかどうかを調べる事ができますので、妊娠を望んでいる方はチェックしてみましょう。排卵があった場合でも妊娠を希望する方は婦人科の受診をおすすめします。

生理の血が少ないと感じた場合、その出血量があまりに少ない場合は妊娠による「着床出血」の可能性もあります。着床出血というのは子宮に受精した卵子が着床し妊娠した際に少量の出血がみられることです。量がごく少量で短期間で出血が止まった場合には、妊娠の可能性を疑ってみましょう。

妊娠を希望して基礎体温を測っている方は排卵後高温期が続いているか、妊娠の初期症状が見られるかなどのチェックと共に妊娠検査薬の使用をおすすめします。妊娠検査薬で陽性反応が見られた場合には産婦人科を受診しましょう。

着床出血は排卵があった後1週間から10日前後、生理が開始する約1週間前に起こります。妊娠検査薬を使用して反応が出るのは着床出血の後約2週間後です。それ以前に妊娠検査薬を使用しても陰性になってしまうケースがあります。着床出血かもと感じてもすぐに妊娠検査薬を使用せず、時期を待ってから確認するようにしましょう。

（着床出血については以下の記事も参考にしてみてください）

過少月経は病気や薬の影響以外にはストレスが大きく影響することで起きる場合が多いです。生理の出血が少ない状態が何度も続き、過少月経が疑われる場合には日常生活の中で過剰にストレスがかかっていないか振り返ってみましょう。ストレスを感じている場合には適度な運動や栄養バランスのとれた食事などを行ってリフレッシュするのがおすすめです。

日常の生活改善で過少月経の改善が見られない場合はできるだけ早く婦人科を受診してしっかりと原因を探り、治療して下さいね。