生理不順とは?症状・原因をタイプ別に解説!対処法や体験談も

【医師監修】月経が短かったり、不規則だったり。生理不順に悩む女性は少なくないでしょう。あらためて生理不順とはどういう状態なのでしょうか、症状や原因をケース別に、また病気の場合について先輩ママの体験談やドクターの解説を交えて説明します。参考にしてください。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 生理不順とはどういう状態?
  2. 生理不順を症状別に解説
  3. 生理不順になる原因とは?
  4. 痩せすぎ・太りすぎも生理不順の原因に
  5. 生理不順から考えられる病気とは?
  6. 生理不順の対処法
  7. 生理不順は原因を知り早めの対処を

生理不順を症状別に解説【過長月経】

生理が8日以上続く状態を「過長月経」といい、その原因はホルモンバランスの乱れや子宮の病気が考えられます。ホルモンバランスの乱れが原因の場合、女性ホルモンを分泌する器官がトラブルを起こし、ホルモンの分泌が上手くできずに無排卵になっている可能性があります。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/741897738601366330/

生理不順を症状別に解説【過多月経】

生理時にレバー状の塊が出たり、経血の量が増えている場合は「過多月経」といわれます。ひどい生理痛を伴う場合は、子宮筋腫や子宮内膜炎などの病気が原因になって起こっている場合もあるので注意が必要です。

YOTSUBA専属ライター

(30代前半)

30代で急に生理中にレバーのような塊が出るように。特に痩せすぎたり太りすぎたり、生活習慣が変ったりはなかったんだけど。経血の量も多くて生理中は大変。今思えば過多月経だったのかも?

過多月経だと、やはり経血の量がとても多いのですね。

経血の量が多いと夜用ナプキンやタンポンを使っても安心できませんよね。

カズヤ先生

産婦人科医

子宮筋腫や子宮腺筋症を背景に持っている患者さんは、過多月経になりやすく、慢性的に月経量が多い状態が続くと 重症の貧血を起こしている場合があります。 月経量が多く、ふらつきやめまい、階段を上り下りするとしんどい、息切れするなどの心当たりがある方は、早めに産婦人科を受診しましょう。

生理不順を症状別に解説【過短月経・過少月経】

生理が2日以内に終わってしまうことを「過短月経」、また生理時の経血量がすごく少ないことを「過少月経」といいます。この2つは同時に起こることが多くあります。原因としては、女性ホルモンの分泌量が少なく、子宮自体の発育不全や子宮の内膜が厚くならないなどが考えられます。

生理不順を症状別に解説【初潮や閉経による生理不順】

初めて生理を迎えることを「初潮」といいますが、生理を迎えたからといってその日から生理の周期が一定になるわけではありません。生理が始まったばかりの頃は月経周期が安定していないものです。

生理不順を症状別に解説【閉経による生理不順】

また、生理が永久に終わることを「閉経」といいます。閉経前後は「更年期」とも言われ、月経周期も乱れてきます。卵巣の機能が低下して、女性ホルモンの分泌が減ってくるためです。

生理不順になる原因とは?