赤ちゃんの抱っこの良い抱き方は?コツや注意点・嫌がる抱き方とは?
【医師監修】赤ちゃんが生まれたばかりの新米ママ&パパにとって抱っこのやり方からわからないことだらけですよね。そこで、新生児の身体の特徴から、赤ちゃんが安心する抱き方、手首や腰を痛めにくい抱き方、新生児から使える抱っこグッズなどをご紹介します。
新生児・赤ちゃんをたくさんの人に抱っこしてもらおう
赤ちゃんはたくさんの人に抱っこされるのが良いです。ママ、パパ、おじいちゃん、おばあちゃん、などの家族、その友人など、赤ちゃんの周りにはたくさんの人がいて、抱っこされることでそれを感じています。
また、赤ちゃんは抱っこによって人からの愛情を感じて人を信頼することを覚えていきます。赤ちゃんの社会性を育てるためにも、たくさんの人に抱っこしてもらいましょう。
抱っこのし過ぎなんてない
ひと昔前は、泣くたびに抱っこをすると「抱き癖がつく」と言われていました。ただ最近では「抱き癖はない」と言われています。
それに、抱っこが良いといわれるのには理由があるのです。抱っこすることで赤ちゃんとお母さんの両方に「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。このホルモンによって赤ちゃんは安心感を得ることができ、お母さんは赤ちゃんへの愛情が深まるのです。赤ちゃんとお母さんの情緒安定のためにも、抱っこは欠かせない大切なものなのです。
赤ちゃんが泣いたときだけでなく、お母さんが抱っこしたいときにもたくさん抱っこして愛情を届けてあげましょう。
マキ先生
小児科医
抱っこされながらユラユラが好きな赤ちゃん、トントンが好きな赤ちゃん、抱っこしてて置くとセンサーが働いてすぐ泣いてしまう赤ちゃんなど、個性も様々です。月齢によっても変わりますので、変化を楽しめるといいですね。
抱っこされないとサイレントベイビーになってしまうかも
赤ちゃんがどんなに泣いてもお母さんが抱っこしてくれないことが続くと、段々泣くことをやめてしまうサイレントベイビーになってしまうかもしれません。サイレントベイビーはその後の成長で人間関係がうまく築けないとも言われています。(※1)
赤ちゃんが泣いたとき、もし手が離せなくて抱っこできなくても「待っててね」と優しく声かけするだけで赤ちゃんは安心感を得られるので、抱っこや声かけをたくさんしてあげましょう。
(新生児の寝かせ方については以下の記事も参考にしてみてください)
新生児・赤ちゃんにとって、抱っこはコミュニケーション
「抱っこの時にお母さんの優しい声が聞こえる」「泣くといつも抱っこしてくれる」など、まだ話すことのできない赤ちゃんにとって、抱っこは大切なコミュニケーションです。
赤ちゃんにとって良い抱っこの仕方とは、手の位置や腕の力加減だけではありません。赤ちゃんが「気持ちいい」「安心する」と感じられる、優しい気持ちのこもった抱っこなのです。赤ちゃんを抱っこできる時間もあっという間に過ぎてしまいます。できるだけたくさんの抱っこをしてあげましょう。
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