生理前にめまい…!症状別の原因と対処法!PMSや妊娠の可能性も?
【医師監修】生理痛や眩暈(めまい)など生理前・生理中は様々な症状が現れますよね。しかし生理痛は、薬を飲むことで痛みを軽くできます。では眩暈(めまい)が起きたときはどのような対応をすればよいのでしょう。今回は生理前・生理中に起こる眩暈(めまい)の原因と対処法をご説明します。
生理前・生理中の眩暈(めまい)の原因【水分代謝不良による眩暈(めまい)】
生理前になると黄体ホルモン(エストロゲン)が多く分泌され、体は栄養や水分を蓄えるようになります。蓄えられた水分は平衡感覚を司る内耳にも溜まることで、眩暈(めまい)が起こるのです。頭がふわふわする、目がぐるぐる回るなどの症状が多いでしょう。
生理前・生理中の眩暈(めまい)の原因【低血糖による眩暈(めまい)】
生理前になると黄体ホルモンの影響で食欲が増します。甘いものを食べたくなる人も多いですが、甘いものは血糖値を急激に上昇させてしまうのです。
体は血糖値が上がりすぎたとき、安定させようとインスリンを多く分泌します。すると今度は血糖値が下がりすぎて低血糖になるのです。低血糖状態になると脳に運ばれる血糖が少なくなるため、頭がふわふわしたり目がぐるぐる回ったり吐き気が起きます。
女性の体の生理サイクル
女性は人それぞれ自分の生理サイクルを持っています。「ストレス」「環境の変化」「ホルモンバランスの乱れ」などによって、生理サイクルがずれる場合もあるでしょう。女性に起きる眩暈(めまい)は起こる時期によって原因が違うのです。
生理前
生理前は黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌量が大きく変化する時期です。それに伴ってホルモンバランスが乱れ、人によって様々な月経前症候群の症状が現れます。この時期の眩暈(めまい)の原因は、貧血・水分代謝不良・低血糖が考えられるでしょう。ひどい場合は頭痛や吐き気など他の症状もあわせて現れる場合があります。(※2)
増田 陽子
内科医/救急医
その他にも、耳鳴り吐き気、胃の不調など様々な症状が現れます。
生理中
生理前に分泌された黄体ホルモンの量が多いと、生理中でも黄体ホルモンの影響が体に現れます。貧血・水分代謝不良・低血糖による眩暈(めまい)が現れる可能性があるのです。黄体ホルモンの分泌が少なくなることで眩暈(めまい)が起こることは少なくなります。しかし普段から貧血傾向にある人の場合は、眩暈(めまい)が続く場合もあるでしょう。
生理後
生理後は黄体ホルモンの影響による眩暈(めまい)の可能性は低くなるでしょう。しかし普段から貧血傾向の人は、生理前・生理中に関係なく貧血による眩暈(めまい)が起きる可能性があります。また無理な食事制限をしていても、血糖値のバランスが不安定になるため眩暈(めまい)に注意が必要です。
(生理の仕組みについては以下の記事も参考にしてみてください)
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