【医師監修】高温期の体温が下がる理由とは?妊娠兆候?インプランテーションディップって?
基礎体温を測っている際に、高温期の途中で体温が下がった経験はありませんか?なぜ高温期なのに体温が下がるのか、体温が下がる事で体にどのような変化が起きているのか気になりますよね。ここでは高温期の体温が下がる理由とインプランテーションディップについてご紹介します。
インプランテーションディップと高温期の体温の関係性
低温期では卵胞ホルモン(エストロゲン)というホルモンが分泌され、体温が低くなります。そして、高温期には卵胞ホルモンに加え黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、このホルモンによって高温期の体温を保っています。通常、黄体ホルモンは高温期の中頃(着床時期)から量が減っていき、反対に卵胞ホルモンの分泌量は徐々に増えていきます。
妊娠している状態では、この時期の卵胞ホルモンの分泌が妊娠していない場合よりも多いそうです。インプランテーションディップが起きた場合に妊娠している割合が高いと言われているのはこの為です。
インプランテーションディップで高温期の体温はどのくらい下がる?
インプランテーションディップの場合、体温の下がり方は前日よりも0.3℃の降下が目安とされています。グラフにしてみるとカクンと下がり、人によっては低温期並みの体温まで下がります。通常、体温が下がるのは1日のみですが、まれに2日間続くこともあります。
インプランテーションディップが起こる時期
インプランテーションディップが起こるのは受精卵が着床する高温期7~10日目と言われています。大体、高温期を折り返した辺りですね。インプランテーションディップでの体温の降下は長くても2日ですので、生理予定日頃には通常の高温期の体温に戻っていることが多いです。
インプランテーションディップと思われる体温の降下が起きて、生理予定日を過ぎても生理がこない場合は妊娠の可能性がありますので妊娠検査薬などで検査してみましょう。
(インプランテーションディップについては以下の記事も参考にしてみてください。)
一度下がった体温が普段の高温期より高くなるのは
着床時期にインプランテーションディップのような兆候があった際に、その後の基礎体温が元の高温期の体温よりも高くなる事があります。これはなぜ起きるのか疑問ですよね。ここから高温期のさらなる体温の上昇についてご説明します。
高温期の二段上がり
一度カクンと下がった基礎体温はインプランテーションディップの場合、下がった体温は遅くても2日後には再び上がります。この時、人によっては元の高温期の体温よりも高く上がる事があり、これを「高温期の二段上がり」と言われています。
なぜ二段上がりになるのか
一度下がった体温が、元の高温期の体温よりも高くなるこの現象には次のような理由があります。二段上がりが起こるのは、受精卵が着床し妊娠ホルモンが出始め、妊娠を維持するために必要な黄体ホルモンの分泌がさらに高まる為と言われています。これによって黄体ホルモンが着床時期前より多くなり、着床を境に高温期の体温が上昇して二段上がりのように見られます。
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