生理前に臭いがきつい！おりものと関係が？原因と対処法！病気かも？

前述したように、排卵期のおりものは精子の好むアルカリ性へと変化します。おりものの酸っぱい臭いは酸性によるものなので、排卵期ではおりものは無臭になるのです。排卵期後は再び酸性になるため、酸っぱい臭いに戻ります。

また、生理前には経血が少量混ざることにより、血の匂いがする場合もあります。

排卵期のおりものは粘り気が出てきます。これは、排卵期に分泌量が増える卵胞ホルモンの影響だといわれています。また、黄体ホルモンの分泌が多いときには、おりものはサラサラの性状になることもあります。また、生理直前の場合は経血の出血が混ざることもあります。

生理前の臭いは体の変化だけではなく、おりものの変化も関係しています。また、生理前は血の匂いが混ざることもあるため、臭いはさらにきつくなる可能性があります。

生理前になるとホルモンバランスの乱れから、「頭痛」「イライラ」など様々な症状が現れます。これらの症状を月経前症候群（PMS）といいます（※2）。月経前症候群の症状は人によって様々で、臭いに敏感になる症状が出る場合もあります。

（月経前症候群については以下の記事も参考にしてみてください）

『生理前のおりものの特徴』でもご説明しましたが、おりものの臭いは無臭から酸味のある臭いに変化します。生理前はおりものの臭いが変わるだけではなく、量の増加から臭いが悪化しやすい状態になりやすいです。また、生理直前になると、経血が混ざることで血の匂いがする場合もあります。

生理前の臭いの原因は、以下の5つと考えられています。生理前のきつい臭いは、これらの原因が関係しあって起こります。

『生理前のおりものの特徴』でご説明しましたが、生理前になるとおりものの分泌量が増えます。それによりデリケートゾーンが蒸れて、細菌が繁殖しやすくなるのです。後ほどご説明しますが、細菌の繁殖が臭いの原因になります。

また、生理前だとおりものから血の匂いがすることもあります。これは、生理が本格的に始まる前、経血が少し混ざることで起きます。血の匂いが混ざることで、臭いがさらにきつくなる場合があります。

生理前になるとホルモンバランスが変化し、皮脂の分泌が増えます。デリケートゾーンの皮脂腺が皮脂によって詰まり、酸化することが原因できつい臭いになります。