生理前・生理中のだるい症状…!原因とおすすめの解消法10選!

【医師監修】生理前や生理中のだるい症状で悩んでいませんか?同じ女性でも症状やその重さなどもさまざまで、周囲につらさを理解してもらえず苦しんでいる方も多いようです。生理前や生理中のだるい症状の原因とおすすめの解消法10選をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. とにかくだるい!生理前・生理中は憂鬱な時期
  2. 生理前・生理中に体がだるい原因は?
  3. 生理前は「黄体ホルモン」の増加で異常な眠気も
  4. 生理前・生理中に体がだるい時のおすすめ解消法10選!
  5. 生理前にだるいのはPMS(月経前症候群)のせいかも?
  6. 生理前・生理中のだるい症状は自分に合った解消法で

このように腹巻など体を温めるアイテムを取り入れることでだるさや生理痛の対処をしている人もいます。体を温める効果のある食べ物を取り入れるのもいいかもしれません。試してみてはいかがでしょうか?

また生理前の眠気は、通常より高くなっている体温が冷房や外気などで急に下がることで起こります。体を冷やさないようにすることは生理前の眠気の対処にも効果的といえます。

増田陽子

内科医

眠れなくても、横になるだけて体の疲れが取れるので、10分でも休める時は横になって休みましょう。

10. 生理をポジティブに捉える

生理の出血そのものが不快ですし、生理痛などその他にも気になる症状が毎月のように出る人は生理が来ただけでもどんよりとした気持ちになってストレスを感じてしまいます。

生理が来ることは子宮やホルモンの働きが正常であることの表れでもあるので、悪いことばかりではありません。ご自身の健康のサインとしてポジティブに捉えるようにしてみましょう。

増田陽子

内科医

生理が来ることで、女性はホルモンバランスが調整されます。また生理が来ている限りは妊娠できると言うことです。なので悲観的にならず生理のメリットももっと考えてみましょう。

生理前にだるいのはPMS(月経前症候群)のせいかも?

時に衝動的な行動をしてしまうほど気持ちのコントロールができないなど、生理前には人が変わったように振る舞いが変わる女性も少なくありません。自分でもどうにもできず自己嫌悪に陥る人もいるほどです。精神面だけでなく体の面でも起き上がれないほどの体のだるさや、異常な眠気などほかの人に比べて症状がかなり強い人もいます。

もし生理前にそのような強い症状に悩む場合は「PMS(月経前症候群)」の可能性が考えられます。PMSは黄体ホルモンの過剰分泌が原因で、生理が始まると憑き物が落ちたようにスッと症状が消えるのが特徴です。

PMS(月経前症候群)のだるい症状は薬の服用などで緩和もできる!

この方のように、PMSの症状を緩和するために薬を使用する場合もあります。医師に相談して処方してもらうことも可能で、PMSには低用量ピルや漢方薬などが用いられます。自分の力だけではPMSの症状の改善はできないため、毎月生理前にだるさやストレスを抱えて過ごしているようであれば一度相談してみましょう。

(PMSについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期症状と生理前症状(PMS)の違い20箇所!体験談も!

生理前・生理中のだるい症状は自分に合った解消法で

だるい症状は女性ホルモンの影響なので、解消法を実施しても即改善というわけにはいかない場合もありますが、いずれも健康には良いことなのでおすすめです。症状や体調に合わせた解決法で「眠い」「しんどい」「何もしたくない」そんな憂鬱な時期を乗り切りましょう。

だるさや生理痛、PMSなど症状が重い場合には我慢せず医師に相談することも大切です。市販の鎮痛剤などを多用して症状をごまかしながらやり過ごしている人も多くいますが、自己判断で薬の使用法を誤ると体にも悪影響となります。生理前や生理中のだるさは食べ物や生活習慣などの見直しで徐々に改善していくことができます。地道に体の調子を整えていきましょう。