生理前・生理中のだるい症状…！原因とおすすめの解消法10選！

生理前や生理中は非常に精神的に不安定になりやすいです。小さなことでカッとして衝動的に行動をしてしまったり、激しい気分の落ち込みで塞ぎこんでしまうこともあります。体のだるさと共に、不安定な心も「だるい」「何もしたくない」と感じさせる原因のひとつです。PMSで悩んでいる人はいっそうメンタルの振り幅の大きさに疲れているかもしれません。

また、生理による出血そのものが不快な場合や生理痛などでストレスを感じる人も多いようです。ストレスは自律神経の働きを悪くするので、だるい症状や疲れを引き起こします。

生理前になると「ちゃんと睡眠も取っているはずなのに異常に眠い」という人も多くいます。これは睡眠不足などではなく、女性ホルモンの一種である「黄体ホルモン」による影響です。

自然な眠気を引き起こす作用のある黄体ホルモンが排卵から生理の始まりまでの時期に増加するため、生理前は異常に眠い状態が続きます。どれだけ寝ても眠いのはホルモンの影響によるため自分での対処で改善は難しいです。昼夜問わず訪れる眠気に悩まされ「しんどい」「何もしたくない」という人が多いのにはそのような原因があります。

実は生理中は逆に黄体ホルモンが減少することで体温が低下します。先にお伝えした「体がだるくなる原因」として最初に述べた体温の低下も黄体ホルモンによる影響です。（※2）

女性は生理周期に合わせて女性ホルモンが増えたり減ったりすることでジェットコースターのように体の調子が激しく変わっていきます。目には見えないホルモンの増減に振り回されるように女性は不調と毎月付き合っていかなくてはなりません。

（黄体ホルモンと体温については以下の記事も参考にしてみてください）

「しんどい」「何もしたくない」「眠い」とはいえ、生理前や生理中も日常生活は普段通りこなしていかなくてはならないのがつらいところです。ここではそんなだるい症状を少しでも改善する解消法を紹介していきます。

どれも手軽な方法ばかりなので、ご自身が抱えている悩みに合うものがあればぜひ参考に対処してみてください。生理痛やPMSの症状の緩和に役立つ解消法もあります。

無理のない程度で体を動かすことは血行を促進するのでだるい症状や生理痛を軽くしてくれます。体を動かすことが好きな人は気分転換になるのでストレス発散にもつながります。生理前や生理中は体調が良い時期とは言えませんので、ウォーキングやストレッチなどであれば体調と相談しながら行えるのでおすすめの運動です。

湯船に浸かって体を温めることも血行を促進するので、だるい症状や生理痛の改善に効果的です。子宮や骨盤の周辺は特に鉛のように重く感じている女性も多いのではないでしょうか。

貧血を起こしやすいので長時間の半身浴などは避けるべきですが、心地いいなと感じる程度にゆっくり湯船で温まると体も心もほぐれていきます。肩こりや頭痛など上半身にだるさを感じている人は肩まで浸かって体を温めましょう。

生理中だと出血もあるのでシャワーで済ませてしまう人も多いですが、タンポンなどを使用することで湯船に浸かることは可能です。だるさや生理痛がひどい場合など「本当はお風呂に浸かりたい」と思っている人は試してみてはいかがでしょうか。

（生理中に水に入りたい場合については以下の記事も参考にしてみてください）

むくみによるだるさの対処にはリンパマッサージなどで体をスッキリさせるのがおすすめです。好きな香りのオイルなどを使用すればリラックス効果も得られるので、心を落ち着かせてくれます。