生理が長い…!8日以上終わらないのは病気かも?原因と対処法!
【医師監修】生理がいつもより長いと不安になります。生理が8日以上続いてなかなか終わらないようだと、子宮の病気かもしれません。生理が長引いて終わらない原因とその対処法について、ドクターの助言を交えて説明します。生理の状態が気になる方はぜひ参考にしてください。
生理が長い原因
生理が長引いて終わらないこの過長月経は、子宮の病気以外にも様々な原因が考えられます。どのような原因があるのか代表的なものを紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
過長月経の原因にホルモンバランスの乱れがあります。何らかの理由で精神的に過度なストレスを感じてしまうと、月経周期が乱れてしまうことがあります。これは脳がストレスを感じると、その働きが鈍り女性ホルモンを分泌する指令をうまく出せなくなるからです。
ストレス以外に、女性ホルモンのバランスが崩れてしまうといつもより生理が長引いてしまったり、生理が終わらないことがあります。生理が始まってまだ間もない思春期や閉経を迎える時もホルモンバランスが崩れやすい時期とみられ、生理が長引くこと場合が多いでしょう。
ピルの内服
過長月経の原因にはピルの内服もあります。月経周期の改善や無排卵の治療として、中用量ピルを飲み始めるという人もいます。中用量ピルには黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方が含まれており、飲み始めると体のホルモンバランスが変わるのです。
中用量ピルを飲み始めた影響で、月経周期が乱れている可能性があります。特にピルを飲み始めたばかりのころはホルモンバランスを崩しやすいといわれています。また、ピルを飲み始めると不正出血をしやすく、その影響で少量の出血を生理と間違えてしまうこともあるのです。
(中用量ピルについては以下の記事も参考にしてください)
無排卵月経
何らかの理由で排卵が起こらない無排卵月経の場合も、少量の出血が長く続くことがあります。これは排卵が起こらないために子宮内膜がどんどん厚くなっていき、ある一定の量になると体外へ排出される際に起こる出血です。少量の出血が続きますが、生理痛のような痛みはほとんどありません。
(無排卵月経については以下の記事も参考にしてください)
更年期に生理が長いのは閉経の兆候?
更年期になると生理が徐々になくなっていき、やがて閉経となります。この時期はホルモンバランスが崩れてしまう傾向にあり、月経周期にもバラつきが出ます。このため過長月経となることがあるのです。
過長月経と閉経の関係
更年期になると卵巣の働きが低下します。それに伴い女性ホルモンのバランスが崩れてきて、月経周期も不規則になるのです。女性が閉経するのは50.5歳ころといわれています(※3)。この時期に少量の出血が続くような過長月経になった場合は閉経の前兆と言えるでしょう。
閉経までの月経周期の変化
閉経までの月経周期の変化は個人差があります。月経周期が長くなったり短くなったりを繰り返しながら、やがて生理がなくなるケースや月経周期は変わらず出血の量が少量になってきて閉経するケースなど様々です。
もし、更年期を迎えて出血の量が多いのに生理が終わらない場合は、子宮の病気も考えられます。腹部の痛みを感じたり月経周期、出血の量に異常を感じた場合は、更年期だからと軽く考えずに医師の診断を仰ぎましょう。
生理が長い時の対処法
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