排卵日がずれる原因は?早まる・遅れる場合の対策や予測してタイミングを図る方法も!

【医師監修】排卵日がずれる原因や、〈早まる〉〈遅れる〉場合の原因・対策などを紹介します。排卵日を予測してタイミングを図る方法・生理周期を改善してずれを減らす方法・意図的に排卵日を早める/遅らせる方法も紹介しますので排卵日がずれる原因を知りたい方は参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 排卵日がずれる?
  2. 排卵日がずれる原因は?最大どれくらい?
  3. 排卵日が早まる原因・対策は?
  4. 排卵日が遅れる原因・対策は?
  5. 排卵日を予測してタイミングを図る方法
  6. 生理周期を改善してずれを減らす方法!
  7. 排卵日を早くする・遅らせる方法は?
  8. 排卵日がずれたのに妊娠した人はいる?〜先輩ママの体験談〜
  9. 排卵日がずれるのを上手に対処しよう!

多嚢胞性卵巣症候群が原因

多嚢胞性卵巣症候群は、若い女性の排卵障害としてよくあげられる疾患です。卵胞が育つのに時間がかかってしまい、なかなか排卵をしないことで排卵の周期が遅れるのです。(※2)

生理の周期が35日以上であることや、以前は生理が順調に来ていたのに不規則になった場合のほか、ニキビや毛深さなどが自覚症状として挙げられます。男性ホルモンが多いと、黄体ホルモンの分泌を抑えるインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンが強く卵巣に作用していることで排卵しにくくなり、卵巣に卵胞がたくさんたまってしまうのです。

20代など、若い女性であれば多嚢胞性卵巣症候群だと気づかずに妊娠していることもあり、重症度はさまざまです。しかし、どの女性も妊娠しにくいということは共通しています。排卵そのものに問題があるので、病院で排卵誘発をしたり、インスリン抵抗性がある人にはインスリンの過剰な分泌を抑える糖尿病の薬を処方することもありますよ。

排卵日を予測してタイミングを図る方法

妊娠をしたいのであれば、排卵のタイミングを知ることが大きなポイントになるでしょう。排卵日のタイミングを予測する方法を紹介していきます。

(子作りのタイミングについては以下の記事も参考にしてみてください)

子作りのタイミングは?いつからがベスト?妊娠しやすい時期は?

基礎体温で排卵日のタイミングをはかる

基礎体温を測ることは、排卵日のタイミングを知る方法として1番知られていますね。基礎体温を測る場合、毎日続けなければいけないので少し大変です。しかし、毎日コツコツ続けることさえできれば、自分の排卵日のリズムや体調などを詳しく把握することができますよ。

生理周期が安定していれば基礎体温のグラフは、直前の生理から排卵日の周辺までの低温期と、排卵日周辺から次の生理までの高温期に分かれます。高温期と低温期の体温の差は、0.3度から0.5度ほどでしょう。

排卵日のタイミングは、グラフの変化から分かります。低温期と高温期の間に一度体温が下がるパターンと、体温が1度も下がることなくそのまま0.3度以上体温が上がるパターンです。このようにグラフ上で変化が表れてから、1~3日以内に排卵をしますよ。

排卵検査薬で排卵日のタイミングをはかる

排卵検査薬は、2016年9月に薬機法が改正されたことで、ドラッグストアでも簡単に購入できるようになりました。黄体化ホルモンは、卵胞の殻を破って排卵を促します。排卵検査薬はそれを利用して、尿の中に含まれる黄体ホルモンの量で排卵日を予測するものです。

排卵予定日の何日か前から毎日、排卵検査薬で黄体化ホルモンの量がどのくらい上昇しているのかを確認しましょう。排卵は、黄体化ホルモンの分泌量が増え始めてから36時間以内に起きるといわれていますので、数値が上昇したらパートナーとのタイミングをはかってみてくださいね。

病院でのエコー検査で排卵日のタイミングをはかる

タイミング法や排卵誘発剤、人工授精などを行っている産婦人科では、エコー検査で排卵日の予測をできる場合もあります。治療が目的でない場合は自費になってしまいますが、排卵日のタイミングと子作りをするタイミングを教えてもらうことができますよ。

生理周期を改善してずれを減らす方法!

排卵日がずれる原因の多くは病気ではなく、ホルモンバランスの乱れです。自分で改善することは十分できますよ。生理周期を自分で改善して、排卵日のずれを減らす方法を紹介します。

(生理後の妊娠しやすい時期については以下の記事も参考にしてみてください)

生理後に妊娠しやすい時期はいつ?生理周期と妊娠の関係を知りたい!

生活リズムを整える

ストレスや生活リズムの乱れが原因で生理周期が乱れてしまっている場合は、昼夜逆転の生活や夜更かしなどをやめ、正しい生活リズムを送ることが大切です。夜しっかり寝て、朝すっきり起きられるように生活リズムを整えましょう。

栄養をしっかり摂る

栄養バランスの偏りや、無理なダイエットはホルモンバランスの乱れにつながります。食生活が乱れているとホルモンバランスだけでなく体力や免疫力などにも悪影響を及ぼしますので、偏食せず栄養はしっかり摂るようにしましょう。