排卵日に基礎体温が上がる?下がる?原理を知って妊娠のタイミングを見極めよう!

【医師監修】妊活を頑張っている方にとって重要なのは、妊娠のタイミングがいつかということでしょう。そこで知っておいてほしいのが基礎体温と排卵日の関係です。基礎体温と排卵日の仕組みを理解して自分の体のことを把握し、赤ちゃんに来てもらう準備をしていきましょう。

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専門家監修
mari先生
名古屋大学病院に8年間勤務。薬剤師になり1年間後に医学部に入学。病院薬剤師として勤務しながら医師免許を取得。(薬剤師23歳で取得、医師29歳で取得) 産婦人科専門課程、妊婦授乳婦サポート薬剤師、・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠のタイミングを知ることは妊活の第一歩
  2. 排卵日に基礎体温は上がる?下がる?その重要な関係性!
  3. 基礎体温を毎日つけてみよう
  4. 妊娠しやすいタイミングとは?
  5. 基礎体温の乱れは妊娠しにくい?
  6. 愛情溢れる心で赤ちゃんを迎え入れる準備を
子作りのタイミングは?いつからがベスト?妊娠しやすい時期は?
赤ちゃんの男の子・女の子の産み分けを徹底解説!排卵日や体位、精子量がカギ!

基礎体温以外の変化で排卵日がわかる

排卵日に起こる体の変化は基礎体温だけではありません。おりものの状態も変化します。黄体期にはさらさらとした水っぽいおりものがでますし、排卵期に入ると粘度が高くなるのです。色は透明から白濁色に変化してきます。基礎体温などと合わせて知っておくと、自分の体のサイクルをより理解できる手掛かりとなるでしょう。

(排卵日前後のおりものの状態については以下の記事も参考にしてみてください)

排卵日はおりもので特定!量や粘り気に特徴が?排卵日前後の変化は?

基礎体温の乱れは妊娠しにくい?

基礎体温を測っていても、「高温期」「低温期」の差があまりないという方もいます。では基礎体温の乱れはなぜ起きるのか、また妊娠と関係があるのかについて解説しましょう。

排卵日の時期の特定もしにくくなる

まず基礎体温が乱れるのは、女性ホルモンの分泌がうまくいっていないからです。そうなると排卵日が特定できないだけでなく、妊娠もしづらくなってきます。また基礎体温が特定できない原因に、無排卵を引き起こしている可能性もあるでしょう。

つまり、基礎体温の「高温期」「低温期」がしっかりわかるようにホルモンバランスを整えると、妊娠をしやすくなるのです。

体が冷えているのかも

まず女性に多いのが体の冷えです。冬場だけでなく冷房の元で長時間体を動かさずにいると体が冷え、ホルモンバランスや自律神経が乱れやすくなってしまいます。それが基礎体温の乱れとなり、無排卵を引き起こす原因にもなってしまうのです。

そこで、体を動かしたり足元を冷やさないように温かい靴下をはいたりして対応すると良いでしょう。また、体を芯から温めてくれるような根菜などの食材も積極的にとるようにしてください。

規則正しい生活習慣

ホルモンバランスや自律神経を整えるために、睡眠はとても大切です。決まった時間にリラックスして十分睡眠をとることを意識しましょう。またストレスや疲労も、ホルモンバランスや自律神経の乱れにつながる大きな原因です。ストレスを発散できるような好きなことを見つけて、精神を安定させるように努めましょう。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/856035841670015447/