赤ちゃんの男の子、女の子の産み分けを徹底解説!排卵日や体位、精子量がカギ!

【医師監修】赤ちゃんはできれば男の子がいいかな、それとも女の子がいいかなと、性別が気になったりもします。赤ちゃんの男の子、女の子の産み分けについて、排卵日や体位、精子量などをポイントにさまざまな産み分け法を徹底解説します。ドクターの指摘も参考にしてください。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの男の子、女の子の産み分けって出来るの?
  2. 妊娠の前に、まずは自分の排卵日を知った上で赤ちゃんの産み分けを!
  3. 男の子の赤ちゃんを妊娠したい人には
  4. 女の子の赤ちゃんを妊娠したい人には
  5. 人工授精で赤ちゃんの男の子、女の子を産み分け!「パーコール法」
  6. 中国式男の子・女の子産み分け法!「産み分けカレンダー」
  7. 赤ちゃん産み分けの「成功の確率」と「産み分けを行わない方がいい人」
  8. 男の子・女の子の産み分け、妊娠は夫婦の共同作業

赤ちゃんの男の子、女の子の産み分けって出来るの?

そもそも産み分けとは、「一人目とは違った性別の子が欲しい」「次も女の子が欲しい」など、夫婦の希望の性別の赤ちゃんを妊娠することです。その希望を70~80%かなえるための方法を紹介します。

赤ちゃんの男の子、女の子が決まる瞬間(妊娠時)

赤ちゃんの男の子、女の子が決まる瞬間(妊娠時)は、2種類の精子のどちらが卵子と受精したかです。

卵子はX染色体のみですが、精子はX染色体とY染色体2種類です。卵子(X染色体)とY染色体の精子が受精した場合はXY染色体となり男の子が生まれます。卵子(X染色体)とX染色体の精子が受精した場合はXX染色体となり女の子が生まれます。(※1)

この2種類の精子にはそれぞれ特徴があり、これが産み分けに関係しています。2種類の精子の特徴をみていきましょう。

Y精子(男の子)の特徴

Y精子(男の子)の特徴は動きが速く、X精子よりも精子の量は2倍多くなっています。膣内がアルカリだと活発に動き、生存日数は約1日です。

「X精子よりおよそ2倍多い精子量」と「動きが速い」というY精子の特徴を見ると、Y精子の方が一見有利に感じられます。しかし、酸性に保たれている膣内に弱いY精子が入ると、そこで大多数が死んでしまうことに。つまり子宮膨大部に辿り着くY精子とX精子の量は、同じくらいということになります。

X精子(女の子)の特徴

X精子(女の子)の特徴は動くスピードが早く、Y精子よりも数が少ないことが特徴です。酸性の膣内環境に強く、寿命は約2~3日ほどです。酸性の膣内環境に強いため、寿命が長いところを利用して排卵日と調整する産み分けができることがメリットになります。産み分けを失敗しないために、排卵日を知ることの大切さをみていきましょう。

妊娠の前に、まずは自分の排卵日を知った上で赤ちゃんの産み分けを!

男の子、女の子のどちらを望むにしても、自分が排卵をしているのか、排卵日はいつなのかを知ることが産み分けを成功させる第一歩です。排卵していると思っていても、色々な理由から排卵が正常に行われていないこともありますよ。排卵が正確に行われていないと、産み分けが失敗に終わってしまいます。重要な排卵日をみていきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

現時点で、自然妊娠による男女の産み分けは科学的根拠はありません。 各種通説はありますが、どれもエビデンスレベルの高いものではなく、あくまで気休め程度に考えておくべきでしょう。

(排卵日については下の記事も参考にしてください)

排卵日後でも妊娠できる?排卵日・前後の妊娠の確率!妊娠しやすい日は?

排卵日を知る方法【月経の周期から排卵日を推測(妊娠前)】

月経の周期が安定している人は、月経の周期から排卵日の推定をすることができます。一般的には次の生理予定日から14日前が排卵予定日。しかし、ちょっとした体調の変化で排卵のリズムが狂ってしまうこともあります。また、生理不順の人はこの方法で排卵日を予測することはできません。

(排卵日の計算方法は下の記事も参考にしてください)

排卵日はいつかわかる?生理周期と排卵日の関係や計算方法について

排卵日を知る方法【基礎体温から排卵日を推測(妊娠前)】

基礎体温から排卵日を推測できます。基礎体温を3カ月毎日つけることで、排卵日が推測できます。基礎体温とは、朝目覚めてから体を動かさず安静にしている時の体温を指します。毎朝同じ時間で計測し、それを表にまとめることを最低3カ月は続けるようにしましょう。女性の体温の変動は3つの周期から成り立っています。

●「低体温期」(卵胞期)生理開始から排卵日までの期間
●「排卵期」排卵が起こる2~3日の期間
●「高体温期」(黄体期)排卵日から生理開始までの期間