高温期20日目に陰性なら妊娠の可能性は低い?妊娠時の症状は?体験談も

【医師監修】高温期20日目は生理予定日から間もなく1週間が経つ時期です。検査薬を使用して陽性が出る人も多い頃ですが、陰性の場合は「妊娠できなかった」と思うでしょう。今回は、実際に高温期20日目で陰性なら絶対に妊娠していないのか、それとも可能性はあるのかについて紹介します。

( 2ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 高温期20日目とは
  2. 高温期20日目で陰性なら妊娠していない?
  3. 高温期20日目で陽性の場合
  4. 高温期20日目の症状
  5. 高温期20日目の症状体験談
  6. 高温期20日目は油断できない時期

しかしこのような理由で陰性になることも

高温期20日目で陰性だった場合、その後生理がくることがほとんどです。しかし「陰性でも妊娠していた」という、希少なケースもあります。この場合、第一に可能性としてあげられるのが「排卵の遅延」です。

女性

20代後半

最初に検査したのは高温期20日目あたりでした。生理がこないので妊娠しているだろうと思っていましたが陰性で、その後も生理はきませんでした。高温期30日目ころにさすがにおかしいと思って病院に行ったら「妊娠してますね~」と言われ「えぇっ!?」っとなりました。排卵がかなり遅れたようでエコーには小さな胎嚢が写っていました。

多胎を妊娠していると、着床後のhCGの量が単胎時よりも短期間で大幅に増加していきます。妊娠検査薬での判定範囲を超えている場合は、陰性と出てしまうこともあるのです。

多胎妊娠の確率は低いですが、不妊治療をしている場合で排卵誘発剤を使用した治療や、胚移植を複数個同時に行った場合は多胎妊娠に至ることも十分あり得ます。そのため、高温期20日目で陰性でも100%妊娠していないとは断言できません。

リエ先生

産婦人科医

妊娠している場合、高温期20日目は妊娠4週後半にあたります。妊娠していれば高確率で妊娠検査薬が陽性となる時期です。妊娠検査薬が陰性で高温期が20日以上続く場合にはまず妊娠検査薬を再度確認してみましょう。

(妊娠検査薬が陰性でも妊娠している場合については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠検査薬は陰性だったけど妊娠!陰性から陽性に変わることもある?

高温期20日目で陽性の場合

妊娠していればほとんどの人が、高温期20日目頃には検査薬で陽性ラインを確認することができます。初めて妊娠した人は「病院は?いつ行くの?」「妊娠したと分かったら何に気をつけるの?」と分からないことだらけでしょう。そこで、ここからが高温期20日目で陽性の場合に知っておくべきことを紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。

高温期20日目に妊娠していると分かったら

妊娠していると知った時点で、赤ちゃんの害となる飲酒・喫煙はやめましょう。また、過度な運動は流産を引き起こす原因にもなりかねません。つわりなどの症状を感じ始めている人は、心身ともに不安定な状態のため、無理をしないように心掛けましょう。

(妊娠中の飲酒については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠超初期の飲酒はダメ?アルコールが胎児に影響するのはいつから?

高温期20日目で病院へ行くのは早い?

高温期20日目は妊娠周期で言うと5週目に入る直前です。この時期は、赤ちゃんのもとになる胎嚢が病院のエコーで確認できる人もいる時期です。胎嚢が確認できると一安心な反面、胎嚢が見えない場合には「成長が遅い?」「赤ちゃんが危険?」と不安になることもあるでしょう。

YOTSUBA読者

20代後半

高温期21日目でクリニックに行きましたが、胎嚢が確認できたので20日目でも見える時は見えると思います。しかし、胎児によって成長スピードも違うらしいのであまり早く行き過ぎるのはよくないのかもしれませんね。

先輩ママ(妊活経験有)

30代前半

生理が遅れて1週間。その日飲み会があったので、先に胃薬飲んで飲み会に備えようとしたのですが、そう言えば生理が来てないなと思って、急遽近くのドラッグストアで検査薬を買い、トイレを借りてしてみるとすぐに陽性。薬とアルコール飲む前で良かった〜っと思いました。

YOTSUBA読者

20代前半

高温期20日目に近所の婦人科病院を受診しました。でも看護師さんに「ちょっと早過ぎかな」と言われ診察でも子宮内に何も見えず不安な気持ちで帰りました。

妊娠判明後に病院へ向かうのは妊娠4週目のうちではなく、胎嚢が確認できる確率が高い5週目に入ってからがおすすめです。

(病院へ行くタイミングなどについては以下の記事も参考にしてみてください)