妊娠初期に気をつけること20選!過ごし方の注意点や中期以降の準備など!

【医師監修】妊娠初期は不安定な時期であり、気をつけることがたくさんあって戸惑うことも多いことでしょう。初めての妊娠になるとなおさら不安になるかもしれませんね。妊娠初期の過ごし方で気をつけることをはじめ、妊娠中期以降の準備のための情報をご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠初期の身体の状態
  2. 妊娠初期の注意するポイントは?
  3. 1. 食事はバランスよく
  4. 2. 妊娠中の食べ物で気をつけること
  5. 3.妊娠中の飲み物で気をつけること
  6. 4. 嗜好品で気をつけること
  7. 5. 妊娠初期の運動で気をつけること
  8. 6. 風邪や感染症について気をつけること
  9. 7. 妊娠初期に風邪をひいたとき気をつけること
  10. 8.ペットを飼っている場合にも感染症には注意
  11. 9. 旅行や遠出するときに気をつけること
  12. 10. 妊娠初期のつわりで気をつけること
  13. 11. つわりがなくなったときに気をつけること
  14. 12. 腹痛や出血で気をつけること
  15. 13. ストレスで気をつけること
  16. 14. 服装で気をつけること
  17. 15. 肩こりがしたときに気をつけること
  18. 16. サプリメントの摂取で気をつけること
  19. 17. 車や自転車の運転で気をつけること
  20. 18. 妊娠初期から便秘に注意
  21. 19. 妊娠中期への準備をしよう
  22. 20. マタニティライフを充実させるために
  23. 妊娠初期の無理は禁物

妊娠中の食べ物で気をつけること【生ハムやフレッシュチーズ、生肉】

フレッシュチーズや生卵などの、加熱処理されていない乳製品や卵などを食べた場合、発熱や下痢の症状が出るサルモネラ菌発生の危険性があります。また、生ハムや生肉を食べると「悪寒」や「発熱」「筋肉痛」などの症状がみられるリステリア菌食中毒にかかったり、症状の出ないトキソプラズマに感染する可能性があるでしょう。

妊娠中は薬の摂取や治療が制限されて治すのにも時間がかかってしまいます。特に発熱が続くと妊婦さんの体力も奪われ、お腹の赤ちゃんにも危険が伴いますので、生ものはなるべく避けるようにしましょう。(※2)

カズヤ先生

産婦人科医

加熱不十分な生肉の料理、馬刺、牛刺、レバ刺、などの食品を食べると、稀にトキソプラズマ感染症にかかることがあります。 以前にかかっており抗体があれば良いのですが、初感染でそれが妊娠初期であった場合に、トキソプラズマ感染症という 胎児に影響を及ぼす疾患にかかる可能性があります。 生肉は避けるのが良いでしょう。

妊娠中の食べ物で気をつけること【マグロや真鯛などの水銀摂取量】

マグロやカジキなどの大きな魚や真鯛には多くの「水銀」が含まれています。水銀を妊婦さんが摂取すると、お腹の赤ちゃんにも水銀が運ばれますよね。成人は水銀は排出できますが、赤ちゃんには排出する能力がなく、体内にため込んでしまいます。その結果、先天性の異常を起こすこともあるのです。妊婦さんは水銀の含まれる魚の摂取は少量に抑えましょう。(※3)

また、秋刀魚や鯵などの青魚や、鱈や鰯などの小型の魚は安心して食べられます。妊娠中期以降の体重増加にもおすすめの食材ですので、積極的に摂るとよいでしょう。

妊娠中の食べ物で気をつけること【レチノールの過剰摂取】

レチノールはビタミンAの一種で、動物性のものに含まれます。レチノールの含有量が多いもので有名なのが、鰻や穴子、レバーなどです。レチノールも水銀と同様「先天性異常の発生の原因になる可能性がある」と言われています。

レバーは鉄分が豊富なので、摂りたい気持ちもあるでしょう。しかし、妊娠初期の重要な器官を形成している間は特に控える必要があります。

(妊娠中に注意が必要な食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中の食事バランスガイド!摂取制限や食べてはいけない物は?

3.妊娠中の飲み物で気をつけること

上記では「妊娠中、注意が必要な食べるもの」についていくつか紹介しましたが、飲み物にも気をつけたい点がいくつかあります。

妊娠中の飲み物で気をつけること【カフェイン摂取量に注意】

特に注意したいのはカフェインの過剰摂取です。カフェインはいろんな飲み物に含まれており、気づかないうちに摂取していることもあるでしょう。しかし、カフェインを摂りすぎると、早産や流産のリスクが高まったり、赤ちゃんの発育不全に繋がる恐れがあります。

どうしてもコーヒーを飲みたい場合は、1日1~2杯に押さえておきましょう。(※4)

(妊娠初期のカフェイン摂取については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦はコーヒーをどれほど飲んでいい?妊娠初期のカフェインは要注意!

妊娠中の飲み物で気をつけること【緑茶にもカフェインが含まれている】

カフェインの代表格としてはコーヒーが有名ですが、紅茶や緑茶にもカフェインは含まれており、飲み過ぎには注意が必要です。コーヒーを飲む量を控えても、他のカフェインが含まれている飲み物を飲んでしまっては、カフェインの摂りすぎになり、意味がありません。

コーラや栄養ドリンクにも含まれていることが多いので、とくに妊娠中は成分表示をチェックする癖をつけましょう。

妊娠中の飲み物で気をつけること【水分をこまめに摂取しよう】