生理痛の腰痛がひどい!原因と対処法は?生活習慣の改善で予防も!

【医師監修】生理痛の腰痛は女性特有の悩みです。人によって症状はさまざまですが、ここでは生理になると腰が重いと感じたりつらい腰痛になったりする原因とその対処法をご説明します。また生活習慣を改善して生理痛の腰痛の緩和や予防をする方法もご紹介しましょう。

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専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
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Contents
目次
  1. 生理痛ってどんな症状?
  2. 生理痛の腰痛の原因は?
  3. 月経前症候群(PMS)による腰痛とは?
  4. 生理痛の腰痛を緩和する対処法は?
  5. 生理痛の腰痛に効くツボのマッサージ
  6. 生理痛の腰痛におすすめのストレッチマッサージ
  7. 生理痛の腰痛は生活習慣で予防しよう
  8. 生理痛のひどい腰痛は受診しよう
  9. 生理中も快適に過ごそう

生理中は腰回りが冷えやすくなって血行不良になり腰痛を引き起こす原因になります。腰痛の患部を直接温めると痛みが緩和されるので温湿布や肌着の上から貼るカイロを利用すると良いでしょう。生理痛の腰痛に冷湿布を使用するとさらにひどい痛みの原因になる場合があります。冷湿布はぎっくり腰などで患部が炎症しているときに使用しましょう。

生理中は体を温める

生理中は子宮に血液が集中するため全身が冷えやすい状態になっています。体を温めることで冷えが改善され生理痛の腰痛が緩和されるかもしれません。腰回りを直接温めるのはもちろん、シャワーだけでなくお風呂にゆっくり入ったり足湯につかったりするのも効果があります。首の後ろを温めるのも効果的なので首回りを冷やさないようにしましょう。

生理痛の腰やツボにお灸をする

市販のお灸を使って腰やツボを刺激すると痛みが緩和されます。お灸といえばもぐさなどを燃やして行うイメージがありますが湿布のように貼るタイプなど自宅で手軽にできるものもあるので試してみても良いでしょう。例えば足の親指第一関節の少し上の内側のツボにお灸をすると生理痛が緩和されます。

ほかにも生理痛に効くツボがたくさんあります。自分でお灸をするのが不安な方は鍼灸院や医療機関でも施術を受けられるので相談してみてください。

生理中はハーブティーでリラックスする

出典:https://www.pinterest.jp/pin/214835844713248135/

生理中は痛みや不快な症状で憂鬱になりストレスも多くなりがちです。そんなときはハーブティーでリラックスしましょう。温かい飲み物は体が温まり冷えには効果的なのでハーブティーの効果を利用するのもおすすめです。カモミールは不眠やストレスを緩和し、サフラワーは血行を良くして冷えも改善してくれます。

特にチェストベリーは女性ホルモンのバランスを整えて生理痛や月経前症候群(PMS)の症状も緩和してくれます。ハーブティーは味や香りの好みに個人差があるので自分に合うものを探してみてください。体調や嗜好に合わせてブレンドして楽しんでみてはいかがでしょうか。

生理中はカフェインを控える

カフェインは血管を収縮させるため生理中は体を冷やす原因になります。またプロスタグランジンに作用して分泌を活発にさせるのでさらにひどい生理痛を引き起こすことも。さらに鉄分の吸収を阻害するため生理中は貧血になりやすくなり注意が必要です。生理中はカフェインを含むコーヒーなどの飲み物は適度に楽しみましょう。

生理痛に効く漢方薬を処方してもらう

つらくてひどい生理痛には我慢しないで薬を服用しましょう。漢方薬にはさまざまな種類があり婦人病に効果があるものが市販されていますが、自分で判断せずに病院で処方してもらうべきです。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)加味逍遥散(かみしょうようさん)温経湯(うんけいとう)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)当帰芍薬散(とうきしゃくやさん)などの漢方薬が生理痛や月経前症候群(PMS)を緩和させるといわれています。

増田 陽子

内科医

漢方薬にも使ってはいけない人(禁忌)がいます。なので必ず使用する前に医師に相談しましょう。

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