生理中の腹痛..！原因と解消法は？病気の可能性も？予防も大切！

鎮痛剤や休養で腹痛や下痢の症状が解消されない場合は、医師に相談しましょう。腹痛や下痢の症状が生理痛によるものだと思っていても、実は病気の可能性もあります。子宮内膜症、子宮筋腫などの可能性もあるので、痛みがなかなか治まらない場合は、早急に医師に相談してください。

生理中の腹痛や下痢などの症状がある場合、生理だけではなく子宮内膜症の可能性もあります。子宮内膜症とは、子宮内膜の組織が内膜以外の場所に生育してしまう病気です。この子宮内膜症は、最近10代の女性の間でも流行っていて、生殖可能な女性全体の約10％の人がかかる病気です。

卵巣内に子宮内膜ができてしまうと、生理のたびに血液が溜まっていき卵巣が肥大化してドロドロになる怖い病気です。激しい腹痛などに見舞われるので、生理中に発生すると生理痛と勘違いする人もいます。（※2）

子宮内に良性の腫瘍ができることを子宮筋腫といい、女性の5人に1人はかかる病気です。特に、ホルモン分泌の盛んな30代の女性がかかることが多く、流産や不妊の元にもなる恐ろしい病気です。子宮筋腫にかかると生理中の腹痛や下痢などと同じような症状が出てくるので、症状が治まらない場合は医師の診断を受けることをおすすめします。（※3）

（腹痛の解消法については以下の記事も参考にしてみてください）

生理不順や、生理中の腹痛や下痢などの症状をできるだけ予防するには、普段の生活習慣が重要です。「不規則な生活をしないこと」「睡眠時間は十分に取ること」「仕事などでストレスをあまりためないようにすること」で、生理不順や生理中の腹痛、下痢などを予防することができます。

（生理痛の解消法については以下の記事も参考にしてみてください）

生理痛は人それぞれで痛みの度合いもそれぞれです。腹痛がひどくて生活にも支障をきたす人もいれば、ほとんど痛みを感じず生活に支障がない人もいます。生理中に起こる腹痛がひどい人は、実は別の病気の可能性があります。痛みが引かない場合は、生理中の単なる腹痛と自己診断しないで早期検診を受けましょう。