排卵出血とは?原因と色や量、期間について!妊娠の可能性大!?

【医師監修】排卵期や生理前に出血があると不安になり、病気を疑う人もいますよね。排卵出血や排卵期の出血には自然と起こるものもあります。出血の原因には妊娠の場合もあるので、早めの対応が必要です。今回は、排卵日にみられる排卵出血の原因や特徴、排卵日と妊娠の関係をご説明します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 排卵出血とは
  2. 生理周期と出血の関係
  3. 排卵出血の原因
  4. 排卵出血の色や量はどんな感じ?
  5. 排卵出血がみられる期間
  6. 妊娠の可能性は?
  7. 排卵期の出血と経血の違いは?
  8. 排卵日と妊活の関係性
  9. 排卵期と排卵日を把握・予想する方法
  10. 排卵期以外にみられる不正出血
  11. 排卵期・排卵日の把握は妊活の第一歩!

卵子はほとんどの人の場合、毎月1つ排卵されます。排卵後は精子と卵子が受精する可能性があり、その受精卵が着床することで妊娠に至るのです。しかし、排卵後ならばいつでも受精できるというわけではありません。なぜなら、精子と卵子には共に寿命があるからです。

排卵日とは

排卵日には卵巣から卵子が排卵されますが卵子には寿命があり、その寿命はとても短いです。精子の寿命は射精後2〜3日で、長くて1週間と言われています。卵子の場合は排卵後わずか24時間であることから、妊娠を計画する場合は排卵日の把握がとても重要になるのです。(※2)

排卵日の妊娠率

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卵子の寿命から、妊娠には精子と卵子の出会うタイミングが大切です。排卵日に成功した場合、受精する確率は10〜20%と言われています。しかしタイミングがあったとしても「精子や卵子の質が良くない場合」「子宮内膜の厚さが薄い場合」には受精・着床の確立が下がる可能性があります。

排卵期と排卵日を把握・予想する方法

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前述したように、排卵期・排卵日の把握は妊娠を考えている女性にとってとても大切です。把握の仕方を3つ挙げますが、1つだけの方法を行うのではなく3つ全てを行ったほうが確実と言えます。

排卵期と排卵日を把握・予想する方法【生理周期から排卵期を把握】

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生理周期の把握は、「毎月生理がいつ来るか」「どれくらいの期間続いたか」を把握することから始まります。生理不順の人は生理周期が安定しないため、すぐに把握するのは難しいでしょう。徐々に自分の生理周期が掴めてくるので、毎月根気強く続けてみてください。

安定しない人は生活習慣の乱れが原因の場合があります。自分の生活習慣を見直すきっかけにしてみてください。

(生理周期と排卵日については以下の記事も参考にしてみてください)

排卵日はいつかわかる?生理周期と排卵日の関係や計算方法について

排卵期と排卵日を把握・予想する方法【基礎体温による排卵日の予想】

基礎体温とは体を動かす前の体温のことです。低温気と高温期に分けることができ、排卵期になると黄体ホルモンの影響で基礎体温は上昇し生理が来る前には下がります。

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体が活動してしまうと体温が上がるため、正確な数値を把握することができません。そのため、基礎体温は朝目を覚ました直後の体を動かしていないときに測りましょう。

基礎体温を測る場合は、婦人体温計を使用します。婦人体温計は小数点以下2桁まで測ることができるため、より正確な数値を出すことができるのです。生理周期を把握するためにも、より正確な数値と日による数値の差が重要となります。

(基礎体温については以下の記事も参考にしてみてください)