授乳中は生理がこない？来たら母乳の味や量に影響が？再開はいつ？

次の妊娠を望んでいる場合「早く生理を再開させたい」と考えている方も多いでしょう。生理を再開させるためには、栄養と休息を十分に摂って身体を回復させることが重要になります。また、排卵を抑制するプロラクチンの分泌量を減少させるため、ミルクを足しながら母乳の量を減らすのもおすすめです。

授乳をやめても生理がこないときには「体に何か問題があるのでは？」と焦ってしまいがちですよね。ここでは、授乳をやめても生理がこない原因や、その対処法についてご説明していきます。

出産後に急激に体重が減ってしまうと、生理の再開が遅れやすくなります。急激な体重減少はホルモン分泌の乱れを起こしやすく、無排卵や生理不順に繋がるためです（※3）。また、生理を起こすためのホルモン剤を投与しても、体重が軽すぎると効果がみられないこともあります。

授乳するとカロリーを消費してしまうため、急激に痩せるママも多くみられます。体重の減少が気になり始めたら「食事内容を見直す」「食事回数を増やす」といったことを心がけてみましょう。

産後1年、もしくは授乳をやめてから3ヶ月ほど経過すれば、プロラクチンの分泌が減少して排卵する環境も整っているはずです。これらの時期を目安に生理が再開しない場合は、病気の可能性も疑われます。産後1年、または授乳をやめて3ヶ月経っても生理がこないときは病院を受診しましょう。

「どうして生理がこないんだろう」と不安でいると、そのストレスでますます生理が遅れてしまうこともあります。病院で「異常がない」と診断を受けるだけでも気持ちが楽になりますので、体の不調がみられない場合でも一度受診してみるのがおすすめです。

「産後1年以上経っても生理がこない状態が続く」「授乳をやめても排卵する気配が全くみられない」という場合には、ホルモン治療を行って強制的に生理を起こします。ホルモン治療では副作用が出る方も多いため、治療中は体調の変化に注意しなければなりません。