基礎体温とは?高温期・低温期は何度?妊娠しやすい時期がわかる?
【医師監修】基礎体温とは何かご存知ですか?妊娠を希望する女性にとって、基礎体温はとても重要な情報です。自分の基礎体温や高温期・低温期が何度かを把握することは、妊娠しやすい時期を知ることに繋がります。今回は、基礎体温とは何か、高温期・低温期は何度からなのかをご説明します。
カズヤ先生
産婦人科
このメカニズムの原理から、不妊治療における人工授精の排卵は前日に、体外受精に向けた採卵の手術は排卵の注射薬を投与してから約36時間後に行う施設が多くなっています。
妊娠しやすい時期の基礎体温の変化
基礎体温は排卵日になると低い状態になり、その後上昇していきます。しかし、基礎体温だけでは正確な排卵日を把握することは難しいです。排卵検査薬の使用やこれまでの生理周期を参考にすることが、正確な排卵日の把握に繋がります。
高温期が続く原因とは
高温期が続く期間は10日~14日が理想です。しかし、その日数以上に高温期が続く場合があります。原因は主に3つあり、そのうちの1つが妊娠の可能性です。
生理が遅れている
生理前になると黄体ホルモンの分泌量が少なくなるため、基礎体温は下がり生理が始まります。しかし、ホルモンバランスの乱れが原因で黄体ホルモンの分泌が続くと、高温期も続くでしょう。ホルモンバランスの乱れはストレスや生活習慣が原因になる場合もあります。自分の生活習慣を見直すことも大切です。
生理予定日を1週間過ぎても生理が来ない場合は、妊娠の可能性も考えられます。
カズヤ先生
産婦人科
一時的な無月経の最も多いパターンとしては第一度無月経というものがあります。エストロゲンによって増殖した子宮内膜が黄体ホルモンの投与によって容易に消退出血を起こし、月経様出血が起こります。
これを契機に通常の月経周期が回復する場合もあります。
(生理の遅れについては以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠の可能性
妊娠した場合、黄体ホルモンの働きが原因で高温期が続きます。詳しくは「妊娠と高温期の関係とは」の章でご説明しますね。
風邪などの症状
生理前はホルモンバランスの乱れによって体調を崩しやすく、風邪など引きやすくなります。熱が高い状態は風邪が原因ということもあるでしょう。熱が上がって咳など他の症状がみられた場合は、風邪の可能性が考えられます。悪化する前に医療機関を受診しましょう。
妊娠と高温期の関係とは
通常の生理周期では、生理前になると基礎体温は低下し低温期に変わります。しかし、妊娠してる場合は高温期が続くでしょう。妊娠時の基礎体温についてご説明します。
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