基礎体温とは?高温期・低温期は何度?妊娠しやすい時期がわかる?
【医師監修】基礎体温とは何かご存知ですか?妊娠を希望する女性にとって、基礎体温はとても重要な情報です。自分の基礎体温や高温期・低温期が何度かを把握することは、妊娠しやすい時期を知ることに繋がります。今回は、基礎体温とは何か、高温期・低温期は何度からなのかをご説明します。
妊娠成立後の基礎体温
生理前になると黄体ホルモンの分泌が減り、基礎体温は下がるのが一般的です。しかし、妊娠が成立した場合、黄体ホルモンは妊娠を継続させるために分泌され続けます。黄体ホルモンの分泌が続くことで、妊娠後は高温期が続くのです。
妊娠成立後は胎盤を作るために黄体ホルモンの分泌が増加。基礎体温は高い状態が続きます。妊娠15週あたりになると胎盤が完成し、胎盤から黄体ホルモンが分泌され始めると基礎体温は低下するでしょう。
妊娠時にみられる初期症状
妊娠した場合、ホルモンバランスの変化から胸の張りや微熱、眠気など様々な症状がみられます。高温期が続くだけでは妊娠の判断をすることが出来ません。そのため、他にみられる症状も参考になるでしょう。妊娠の可能性が高い場合は、妊娠検査薬の使用がおすすめです。
(妊娠超初期にみられる症状については以下の記事も参考にしてみてください)
高温期・低温期と生活習慣の関係とは
高温期・低温期の体温や期間は、ストレスや体調、睡眠不足などが原因で変化します。これらは基礎体温だけではなく、生理周期の乱れや月経前症候群(PMS)の悪化にも影響を及ぼすでしょう。不規則な生活習慣は改めるようにしてください。
また、基礎体温が全体的に低い場合、低体温症の可能性も考えられます。低体温症の体は、低体温による免疫力の低下から病気にかかりやすい状態です。低体温症はバランスの取れた食事や、適度な運動などのセルフケアで改善できます。基礎体温を安定させるためにも、生活習慣の改善を心がけましょう。
自分の基礎体温が何度か知ろう!
基礎体温には個人差があるため、人によって高温期・低温期の体温は違います。まずは自分の基礎体温を知ることから始めましょう。特に高温期は排卵日の把握に繋がるため、妊娠を希望する人にとって重要な情報です。基礎体温はストレスや体調により変化します。排卵日をより正確に把握するためには、できるだけ長い期間測定を続けて情報を増やすことが必要です。
基礎体温が安定しない人は、生活習慣の乱れによる影響も考えられます。基礎体温が安定しない、または全体的に低いという場合は妊娠にもつながりにくくなることがあるため、生活習慣の改善を第一に考えるのが良いでしょう。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけて基礎体温が安定するように意識をすると良いですね。
カズヤ先生
産婦人科
正確に基礎体温を測定するには、毎朝一定の時間に行う必要があり、日々の生活の中で継続するのは少し億劫かもしれません。
しかし、妊活中の方や不妊治療の患者さんにとっては必須ですし、そうでなくても自分の月経周期を知っておくことは、生活リズムを整える意味もあり非常に有意義ではあると思われます。
今はスマートフォンのアプリなどで、簡易に記録できるツールもたくさんありますし、1日2日、記録を忘れたとしても大きな流れはつまめますので、気楽につけてみるのも良いでしょう。
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