生理中にプールは入っていい？悪影響は？入りたい時の対処法と注意点！

結論からいうと、生理中にプールに入ることは問題ありません。ただし、周囲に不快な思いをさせることがないよう配慮が必要です。生理中の対処法については後ほど紹介するので、ぜひ参考にしてください。

生理中にプールに入りたい時に気をつけるポイントは経血だけではありません。まず第一に安全面の問題。生理中は貧血を起こしやすい人も多いのですが、万が一水の中で貧血が起こった場合は非常に危険です。貧血だけでなく全身が非常にデリケートで、体調の変化も起こりやすい状態のため気をつけなくてはなりません。

また、体を冷やすことで血行が悪くなるため、経血の排出がいつもより上手くいかず生理が長引いてしまうなどリズムが狂う可能性があります。本人も周囲の人も気になる衛生面の問題については、大勢の人が同時に出入りするプールはやはり雑菌も多いです。生理中は肌も非常に敏感な状態なので、強い刺激となる場合もあるでしょう。

（生理中の症状については以下の記事も参考にしてみてください）

「生理の経血は水圧で出てこないから大丈夫」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか？実際、水中にいる間は流れ出てくる心配はあまりありません。しかしプールの場合は水中にいる時も激しく体を動かす場合が多いので、水圧があっても出てこないとは言い切れないでしょう。プールサイドにいる時間などは工夫をしなければ流れ出てきてしまいます。

経血が流れ出てしまうと本人も恥ずかしい思いをしてしまいますが、気がついた周囲の人も不快感を抱くでしょう。生理も終わりかけだし、と配慮を怠るのはマナーとしてよくありません。

どうしても生理中にプールに入りたい場合や入らざるを得ない場合、やはり「周囲に不快な思いをさせてしまうのではないか」という点は女性であれば気になると思います。実は生理の経血自体は不潔なものではないのですが、そうであってもやはり他人の血液ですから周囲には不快感を与えてしまうかもしれません。

経血は思い通りに完全にコントロール出来るものではありませんから、体を動かした時、不意に出てきてしまったりします。こまめにトイレに行くことが難しい状況では、思いがけず恥ずかしい思いをしてしまうことも。このような最悪の事態が起こり得ることも頭の片隅に入れて、生理時の対処法やプールでの過ごし方を考えなくてはなりません。

先ほど「生理の経血は不潔なものではない」とお伝えしましたが、体外へ排出されて酸化してしまうと話は変わってきます。血液の酸化とはわかりやすく説明すると「血液が腐ってしまう」こと。生理初日や終わりかけの時期に茶色や黒っぽい色に経血が変色していることがありますが、これが酸化のサインです。

酸化した生理の経血には雑菌も繁殖しやすいので、衛生的によくありません。もし膣の周辺が汚れたままプールに入ってしまうと酸化した血液がプールの水に溶け出すことになるので、不快感だけでなく衛生的に悪影響があると言えます。生理中にプールに入りたい場合には清潔をいつも以上に心がけなくてはなりません。

（経血の酸化については以下の記事も参考にしてみてください）