【医師監修】高温期なのに生理?高温期に出血する原因や妊娠の可能性について
妊娠したい!と思う女性にとって毎月必要な生理。生理が始まることで排卵も起こります。そのために必要不可欠な基礎体温測定ですが、高温期と低温期あり、この高温期に出血した場合の原因や妊娠の可能性についてお悩みの方にご紹介します。
インプランテーションディップとは高温期間中に一時的に体温が下がること。着床時のホルモンバランスの変化が原因です。個人差はありますが、妊娠していない女性でも高温期間の中間で一時的に体温が下がる人もいるでしょう。あくまでも変化の一つであり、必ずしも着床時に起きるとは限りません。2つのパターンでご説明します。
高温期間中1日だけ下がる場合
高温期の間に1日だけ体温が下がる場合は、基礎体温の測りミスやストレス、体調不良が原因と考えられます。女性ホルモンは脳の視床下部から分泌指令を出されます。この部位はとてもストレスに弱いのです。体温が1日下がる程度であれば心配ありません。2〜3日基礎体温を測定し、高温期が持続するか確認しましょう。
高温期間中数日下がる場合
そういえば少し基礎体温を計ってなかったので、数日前からまた計り始めた。当然高温期だと思ったら低い。次の日も、その次の日も低い。今日も低かった。高温期になって然るべき日から2週間くらい過ぎてるんですけど…(>д<)
— あや (@aya201111) November 3, 2010
高温期間中に体温が数日間下がる場合は、黄体機能不全の可能性が高いです。排卵は卵巣からではなく脳によってコントロールされています。強いストレスや疲労に注意しましょう。また体温が低下あるいは上昇するようであれば、妊娠継続が困難な場合があります。産婦人科でホルモン検査を受けて、詳しく検査してもらいましょう。
高温期期間が長い!
「生理予定日なのに生理がこない」「高温期のまま生理がきた」という体験をされている方もいるでしょう。排卵から生理予定日までの高温期は通常14日ほどが目安ですが、これを過ぎると妊娠の可能性が高く考えられます。
しかしこの時点で検査薬を使用しても反応は薄いことが多く、検査薬の使用は生理予定日から1週間後が最適です。生理予定日から1週間は待って、検査や産婦人科の受診をおすすめします。
(排卵については以下の記事も参考にしてみてください)
高温期に原因不明の出血!?もしかして妊娠?
高温期なのに生理がきたり、高温期のまま出血したりすると不安な方もいるでしょう。ここからは様々な出血の原因についてご紹介します。
高温期の出血の原因① 婦人系の疾患の場合
基礎体温が高温期のまま出血した場合、原因の1つに婦人系疾患が考えられます。ホルモン機能が不完全でバランスが崩れていることが出血の原因です。ホルモン注射で治療中の場合も起こる可能性が高くなります。また、子宮筋腫や子宮内膜症なども原因に挙げられるので早めに産婦人科医へ受診しましょう。
高温期の出血の原因② 妊娠の可能性が高い場合
妊娠したはずなのに「高温期のまま生理がきた」という女性もいるでしょう。この場合考えられるのは着床出血です。着床出血とは受精卵が子宮に着床するタイミングで出血が起こる症状のこと。個人差がありますが「高温期なのに生理がきた」と思っていたら妊娠していたという場合があります。
通常排卵日から生理予定日くらいに起こり、茶色いおりもののような出血で1日だけの場合もあれば1週間の場合もあります。
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