排卵日はおりもので特定!量や粘り気に特徴が?排卵日前後の変化は?

【医師監修】おりもので排卵日が予測って知っていましたか?排卵をすると、おりものは排卵の特徴を持ったものに変化します。おりものの特徴を知り、毎日しっかりおりものを確認することで排卵期がわかるようになります。排卵日を予測できるので妊活の強い味方になってくれると思います。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. おりものって一体なに?
  2. 排卵日のおりものの特徴とは?
  3. おりもので排卵日の前後がわかる
  4. おりものの特徴を日々チェックしよう!
  5. 実は排卵日に性交は遅かった!?
  6. おりもの以外の排卵日のサインとは?
  7. こんなおりものは注意!その特徴とは!
  8. おりものからの身体のサインを見逃さないで

おりもの以外の排卵日のサインとは?

妊娠を希望している方は、基礎体温グラフや排卵検査薬を使ってみましょう。低温期の中でも、がくっと体温が下がるタイミングがあります。このタイミングが排卵前です。毎日基礎体温を付けていると把握できるようになるでしょう。

最初は体温の下がるタイミングが見つからなくても、頑張って基礎体温を3ヶ月記録してみてください。データを分析していけば、体温が下がるタイミングが分かりやすくなります。基礎体温を測り続けることで、生理周期や排卵前、排卵日なども把握できるようになり、体調管理にも役立つでしょう。(※3)

リエ先生

産婦人科医

実際、私達が病院へ行かずにおりものだけで排卵日を予測してタイミングをとることは難しく、基礎体温を毎日測ることが一番排卵日を予測しやすいと思います。しかし基礎体温表も見慣れないと排卵日を判定しづらいものです。

排卵日はあなたの身体が教えてくれる

排卵日や排卵前の特徴は、おりものが伸びる事だけではありません。色が茶色くなる出血や、排卵痛などで把握することもできます。症状には個人差がありますが、中には胸のはりを感じたり、食欲が増したりする人もいるでしょう。

排卵日や生理日を頭に入れて生活していると、体からのサインに気が付きやすくなります。より正確に排卵日を知りたいという方は、婦人科の超音波検査などで排卵日を調べてもらいましょう。

(排卵痛については以下の記事も参考にしてみてください)

排卵痛とは?生理痛とは違う?症状や原因・対処法!体験談も
【医師監修】排卵痛があると妊娠する確率が高いというのはウソ!正しいタイミングは?

こんなおりものは注意!その特徴とは!

おりものがいつもと違うような気が...そういうときはどうすれば良いのでしょうか?おりものには、心配しなくても良い場合と、注意が必要な場合があります。異変を感じたら、どのような症状なのかをよく観察してみてください。病気が潜んでいる可能性も考えられるので、婦人科で診てもらった方が良い場合も考えられます。

臭いや色がいつもと違う…

おりもののにおいは個人差が大きいので、少し気になるくらいなら心配はいりません。しかし病気が原因で、おりもの量が増えたり色が変化することもあります。一般的なおりものは、黄色や黄土色っぽい色です。

生理で血が混ざったりすると、おりものが茶色くなることもあります。ただし、生理直後でもないのに茶色のおりものが出てしまった場合は、注意が必要と言えるでしょう。日頃からおりものの状態を気にしていれば、いつもと違う症状に気づくことが出来ます。違和感を感じたら早めに婦人科を受診することを心がけてください。

おりものが病気を教えてくれる?

おりものが白くて豆腐のカスのようなぼろぼろした状態や、外陰部のかゆみがあってきついにおいがある症状の場合、膣カンジダ症の疑いがあります。また、おりものが茶色よりも黄色や黄緑のような色で泡が混じり、悪臭がする症状の場合は膣トリコモナス症も疑いましょう。(※2)

その他にも、生理でもないのにおりものに血が混ざっている時は、不正出血を起こしている可能性があるため要注意です。すぐに婦人科を受診するようにしてください。

(注意が必要なおりものについては以下の記事も参考にしてみてください)

おりものがピンク色になる要因と対処法!生理前後だと病気の可能性も?
おりものが黒い原因と対策!病気の可能性も?生理前に出たら要注意!