不正出血はストレスが原因?ホルモンバランスの乱れが影響している?
【医師監修】生理の時期でもないのに出血すると不安になりますよね。不正出血の原因は様々ですが、ストレスが関与している場合が多いです。ストレスによる不正出血にはホルモンバランスの乱れが影響しています。不正出血とストレス、ホルモンバランスの関係、その対処法についてご説明します。
なんか昨日から不正出血が・・・
— みみ🐷@ゆるーく復帰! (@mimi_mimi_0917) February 21, 2017
生理の終わり頃みたいな茶色の血?がでてる。
今月終わるの早かったから2回目なのかな?
んー。わからん。ストレス?
ストレスが原因の不正出血は子宮内膜の剥がれによる場合が多いため、茶色の不正出血になりやすいのが特徴です。血液がなかなか排泄されずに体内での酸化が進み、そのまま体外に出ると茶色の不正出血となるためだといいます。
しかし、ストレスが原因の不正出血であっても、色ではっきり判別できるわけではありません。茶色ではなく、鮮血の場合もありますので注意しましょう。
茶色のおりもの??不正出血?みたいなのと吐き気、ちょい子宮あたり痛い…なんだろ。。
— てい ᷇࿀ ᷆ (@marumaru1212c) September 20, 2016
鮮血の場合は生理なのか不正出血なのかの判別が難しく、特に生理不順の方は不正出血であっても生理と思いがち。鮮血の不正出血が大量に生じることがありますが、ストレスが原因の場合はすぐに止まるのが特徴です。
もしも鮮血の不正出血が大量に生じ、持続するのであれば子宮系に異常がある事も考えられます。まずは異常を感じたら病院を受診することが大切です。
(不正出血の色については以下の記事も参考にしてみてください)
ストレスが原因の不正出血はホルモンバランスが影響している?
ストレスが原因の不正出血には、ホルモンバランスの乱れが関係しているといわれています。しかし、ホルモンバランスが乱れると生理不順にもなりやすく、不正出血と生理の判別が難しいようです。
生理時のような腹痛が生じるか、疲れやすいと感じるかなど、まずは症状をしっかり把握しましょう。おりものの変化に注意することも大切です。特に腹痛を併発する場合は原因を判別する必要があります。
女性ホルモンのはたらきは?
女性ホルモンのエストロゲンは骨の代謝などの働きに深く関わっていて、エストロゲンが不足すると代謝が悪くなり、骨からカルシウムが排出され、骨粗しょう症などの病気を引き起こします。大豆イソフラボンがエストロゲン同様のはたらきで、骨粗しょう症の予防や改善に効果を発揮します。
— ちえりんご (@chieribeauty) December 3, 2018
私たちの生理周期は「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンによってつくられていることをご存知でしょうか。プロゲステロンの分泌量は生理前に増え、厚い子宮内膜を形成します。一方、エストロゲンの分泌量は生理後に増え、生理周期を保ったり、厚い子宮内膜を形成したりといった働きを担っています。
そのため、この2つのホルモンバランスが乱れてしまうと、不正出血が起こることがあるようです。(※3)
ストレスによりホルモンバランスが乱れる?
女性ホルモンの分泌を制御しているのは、脳の「視床下部」と「下垂体」です。視床下部が下垂体に性腺刺激ホルモンの分泌を促し、この性腺刺激ホルモンの刺激により、女性ホルモンが卵巣から分泌されます。一方視床下部は女性ホルモンの分泌をコントロールすることに加えて、自律神経もコントロ-ルしているのです(※3)
したがって、ストレスにより自律神経の乱れが生じると視床下部のはたらきに悪影響があり、ホルモンバランスが乱れる原因になります。また、いつもより疲れやすいと感じることもあるようです。
ストレスによる不正出血は危険?
ストレスがたまっている場合は、原因が取り除かれない限り持続する可能性があります。また、見慣れないような茶色の不正出血や、大量の鮮血が生じることがあるようです。人によっては、疲れやすいと感じることもあるかもしれません。
茶色の不正出血になったり、生理の時期でもないのに大量の鮮血が出たりすると不安になりますよね。デリケートな部分の悩みは人にも相談しにくいですが、そういった場合は病院を受診することも検討してみましょう。
ストレスによる不正出血が続くと不妊の原因に?
女性ホルモンの分泌により、生理周期が規則的に保たれることで子宮内膜が作られ、妊娠の準備が整います。したがって、ストレスによりホルモンバランスがくずれると、子宮内膜が作られなくなる恐れがあるのです。また、子宮内膜が過剰に厚くなり、はがれることもあります。
子宮内膜が正常につくられないと、妊娠が困難にるほか、流産の原因にもなりかねません。妊娠を考えている方にとっては、ホルモンバランスの調節がとても大切だということがおわかりいただけたでしょうか。
病気が隠れている可能性も?
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